【International】コナ大福寺 100周年記念慶讃法要


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コナ大福寺

平成26年10月18日・19日、アメリカ合衆国ハワイ州のコナ大福寺に於いて100周年記念慶讃法要が厳修されました。記念行事の準備は、大福寺のメンバーの方々が3年という年月を掛けて行われてきました。

当初の予定では、18日は大福寺の本堂、19日においてはシェラトン・コナのコンベンションセンターにおいて各法要を執り行う予定でしたが、天気予報によるとコナ市付近に台風が上陸するという情報もあり、やむを得ず両日共にシェラトン・コナのコンベンションセンターで記念法要を執り行うこととなりました。

大福寺は、1914年にご開山児玉介石師によってハワイ島のコナ市に開かれた寺院であり、この100年の間には、歴代住職の方々、大福寺メンバーの方々の多大なるご尽力により護持されて参りました。現在は中出慈光師を中心に多くのメンバーの方々により護持されておりますが、現在まで護り続けてこられた方々に対する感謝の意を表し、今回の記念行事は、「お・か・げ・さ・ま・で(Okagesamade)」をテーマに行われました。

まず、18日には、ハワイ島の内外から総勢324名の方々にご参列いただき、その内、僧侶は79名、日本やアメリカ本土からは60名が参加されました。19日には総勢374名、その内、僧侶は79名、日本やアメリカ本土からは95名が参加されました。

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国際布教師物故者諷経 佐藤博道師

ハワイ寺院の関係者はもちろんのこと、コナ大福寺第7世住職でもある佐藤博道師、第8世住職であり現ハワイ国際布教総監である駒形宗彦師、第11世住職である田宮隆児師、また、そのご家族の方々にも法要にご参列いただきました。その他、ご開山である児玉介石師のご子息とご家族、元国際布教師であった中山宝瑞師のご子息、さらには、同じく元国際布教師であった松浦玉英師のご子息にもご参列いただきました。

当初、懸念されていた台風は西へ逸れ、特に飛行機の欠航もなく、慶讃法要の参列者は予定通りコナ国際空港に無事到着され、シェラトン・コナのコンベンションセンターでは、コナ大福寺国際布教師物故者諷経、並びにコナ大福寺檀信徒物故者諷経が厳修されました。

国際布教師物故者諷経の導師は、富山県明禅寺ご住職佐藤博道師にお務めいただきました。同師は、昭和40(1965)年大福寺に赴任され、11年もの間、国際布教師(当時は開教師)として布教教化に従事されておりました。続いて行われました檀信徒物故者諷経では、中出慈光師が導師を務められました。

法要が終わると、ビュッフェスタイルの昼食会場は、音楽やダンスなどのパフォーマンスにより盛り上がりました。昼食後には雨も落ち着き、他の島や日本から訪れた方々の中には、法要の会場となるはずであった大福寺拝登に向かわれる方もいました。

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100周年記念慶讃法要 駒形宗彦ハワイ国際布教総監

翌日19日には、ハワイ国際布教総監である駒形宗彦師を導師にコナ大福寺100周年記念慶讃法要が営まれ、多くの参列者のもと厳かな中にも盛大に執り行われました。日本から来布された三浦信孝師(静岡県萬松院ご住職)や仁科清信師(群馬県大雲寺ご住職)は、この記念行事のために作詞した「大福寺100周年御和讃」を奉詠され、この記念行事に華を添えていただきました。

法要後の祝斎では、大福寺で活動されている太鼓グループ、太極拳グループ、ウクレレクラブなど、それぞれの活動グループがパフォーマンスを披露し、祝斎会場をさらに盛り上げていました。また、フラダンスを披露いただいた佐藤幸恵氏は、導師をお務めいただいた佐藤博道師のご息女であり、現在は日本でフラダンスの先生をされながら、ハワイの文化を日本へ伝え続けている方であります。

各イベントの後、大福寺を長年支えてこられた方々に対しての表彰式も行われ、大福寺の歴代の国際布教師やそのご子息の方々、また大福寺メンバーの方々よりお言葉を頂戴する場面では、涙を流されながら往時を振り返る方もいらっしゃいました。 表彰式の後には、田宮隆児元国際布教師と大福寺メンバー出口まさる氏のご発声による万歳三唱が行われ、大福寺太鼓グループによる新曲披露も行われました。

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「おかげさまで」の歌を披露する中出慈光師(中央)

最後に中出慈光師が、「おかげさまで」という自ら作詞作曲した歌を披露し、会場が一体となりました。その歌の一節には「Okagesama de, we are here today, to honor our rich heritage and lore, Okagesama de, we are blessed today, thanks to all the pioneers who paved the way. Daifukuji Soto Mission celebrates one hundred years」という歌詞があり、「ご開山である児玉介石師から伝わった正伝の仏法とそれを受け継いできた歴代の国際布教師、また大福寺のメンバーの支えにより、今私たちが100周年を祝福することができています。多くの苦労を耐え、本当にここまで支えて来てくださったご先祖さまに感謝いたします。」という、これまでコナ大福寺に関わってこられた多くの方々に感謝の意を込めて作られた曲でありました。

天候による不安もありましたが、参列された方々は、大福寺の歴代国際布教師や大福寺を長年支えてこられたメンバーの方々の筆舌に尽し難いご苦労と歴史を感じながら、とても素晴らしいひと時を過ごされ、コナ大福寺100周年記念慶讃法要は無事円成いたしました。

 (ハワイ国際布教総監部記)

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