【International】ハワイ曹洞宗連合婦人会50周年記念大会


ki1506_1ハワイ曹洞宗連合婦人会が1965年に結成され、今年で50周年を迎えました。それを記念して4月18日と19日の2日間、両大本山ハワイ別院正法寺とアラモアナホテル・ハイビスカスルームで記念大会が開催されました。今年の記念行事のテーマは「Legacy – Perpetuating the Spirit ofWhat Women Can Do(訳:受け継がれていく女性の想い)」でありました。今大会には、ハワイ諸島各島から婦人会メンバーが参集し、さらに日本からも、元国際布教師のご家族の方やハワイに縁のあるご寺院さまが参加されました。

開会式では、駒形宗彦ハワイ国際布教総監を導師に開会諷経が勤められました。引き続き、ハワイ管内寺院の婦人会メンバーの慰霊法要が営まれ、物故者の冥福を祈りました。法要に続いて、50年の節目を記念して、ハワイ別院婦人会メンバーの吉本ビートリスさんとコナ大福寺の中出慈光師、音楽家の瀬長デール氏が作詞作曲した大会記念曲を披露し、会場が一体となって歌いました。「We work together,learn together, friends foreverFujinkai(私たちは共に協力し、共に学び、親友となる)」歌の歌詞はこう始まりました。まさに共に力を合わせて支え、共に曹洞宗の教えを学び、ハワイ曹洞宗を盛り上げてきた婦人会メンバーの想いが歌われた歌でした。1年に一度しか会うことがない婦人会メンバーも、互いに親友として人生を歩み、この50年を振り返り喜びを共感しあえる素晴らしい歌であると参加者の皆が感銘を受けました。

ki1506_2法要の後は、恒例のカントリーストアが別院階下ホールで行われました。カントリーストアとは、各寺院の名物品や、それぞれの地域の特産物などを販売して寄付を集める行事のことです。普段、目にすることのない品々がテーブルに並び、人気の品物は始まって数分で売り切れになるなど、婦人会メンバーの間で好評なイベントの一つなのです。

カントリーストアの後は昼食会となり、ワイパフ大陽寺の穀蔵良尚国際布教師に食前の言葉をお唱えしていただきました。昼食中には婦人会メンバーによる余興などが披露され、笑顔溢れる昼食会となりました。

昼食が終わると、夜の講演会場であるアラモアナホテルに移動しました。会場は日本からお越しになられた方々や各島のメンバーたちで賑わいました。駒形直美フェイ氏による講演が行われ、この50年間、どのようにして婦人会メンバーがお寺に対して信仰を持ち、お寺を支えて来たかを語られました。その中でも特に、時代背景に基づく男女差別をいかに克服し、お寺に対して貢献してきたかを話されました。大勢の参加者にとって、これまでの50年を思い浮かべ、そしてこれからの未来に向かって何を目標にして、子どもたちに日本の文化や仏教の素晴らしい教えを受けついでいくのかを共に考える時間となりました。

ki1506_3講演の後は懇親会となり、各婦人会のグループから余興の出し物が披露され、会場は笑いに包まれました。懇親会の終盤には、キャンドルライトセレモニーが行われました。ご本尊さまからいただいた法灯(灯火)を円になった参加者たちが、1人ずつ自分の隣の人から受けとり、それをまた隣の人に渡し、すべての人に灯火が伝わったとき、会場には法灯の円が描かれました。最後に、平和音頭と福島音頭が流れると、会場は一斉に踊りだし、賑やかに夜は更けていきました。

翌日は、アラモアナホテルの同じ会場での朝のお勤めから始まりました。朝のお勤めの後は、次年度の役員の任命や、曹洞宗ハワイ連合婦人会に功績を遺した方々に対する表彰状の授与式が行われ、初代曹洞宗ハワイ連合婦人会会長の西村ナンシー氏が表彰されました。50年も前に、まだ世間的に女性に権利がない時代に、各婦人会を連合体として組織化した経緯やその時の思い出などを語られました。

その後、駒形宗二師、中出慈光師とハワイ大学教授の坂下ジェイ博士による勉強会が行われ、これからの時代にいかに女性がお寺を支え、どのような未来を子どもたちに残していけるか等をテーマにディスカッションが行なわれました。活発に互いの意見を交換する場となっていました。

ki1506_4記念行事の最後には、昼食を食べながら、ハワイ別院正法寺「友の会」によるウクレレパフォーマンス、ハワイ祭り太鼓と宗明太鼓のコラボレーションパフォーマンスが披露されました。大会も終わりが近づき、来年はモロカイ弘誓寺が主催寺院となり、ラスベガスで第51回ハワイ曹洞宗連合婦人会大会が開催されることが発表されました。最後に、もう一度今年の記念曲を一緒に歌い、「また、来年逢いましょう」という約束とともに隣の人とハグしながら今年の婦人会大会のすべてのプログラムが終了しました。

一度婦人会に来た者は一生の友を得る。そしてその友に会うため、次の年も来る。人とお寺の繋がりが、人と人との深い繋がりを作り、さらにまた新たな友を連れてきて、仏法が伝わってゆきます。未来永劫にわたり、ハワイの曹洞宗のメンバーは仏縁を大切に、その絆をもってこれからも曹洞宗を盛り上げて行くでしょう。

(教化部国際課記)

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