【International】大本山總持寺二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌 国際布教師焼香師法要並びに国際交流会


k201512_110月21・22日、大本山總持寺において、ハワイ・北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパの各国際布教総監部管内の国際布教師四名と曹洞宗国際センター所長が焼香師を勤め、峨山韶碩禅師650回大遠忌国際布教師焼香師法要が厳修されました。併せて、曹洞宗国際センター主催「国際交流会」が開催され、国内外の多数の宗侶や檀信徒が参加し、交流を深めました。

21日、南アメリカから焼香師を合わせ33名の参拝団が到着したのに続き、北アメリカ27名、ハワイ41名、ヨーロッパ27名が大本山總持寺に到着しました。日程や注意事項の確認のためオリエンテーションをした後、日本語、英語、フランス語、ポルトガル語の各言語に分かれて諸堂拝観が行われました。現在、大本山總持寺にはブラジルから2名、イタリアから1名が安居しており、日々の修行生活の話を交えながら他の安居僧とともに諸堂を案内いただきました。

k201512_2諸堂拝観を終えた後の薬石では、總持寺の安居僧より作法の説明を受けた後、五観の偈を唱え、食事をいただきました。

午後6時より大講堂に会場を移し「国際交流会」が開催されました。最初に中村見自教化部長より挨拶があり、その中で「世界に広がり続けてきた曹洞禅」という言葉が述べられました。それを象徴するかのように場内は世界各国からの参加者で埋め尽くされ、また国内からもSOTO禅インターナショナルや全国曹洞宗青年会からの参加があり、国際色豊かな光景がひろがっていました。

続いて、藤田一照国際センター所長と、人間の身体が本来持っている自然治癒力を引き出す構造的身体統合法「ロルフィング」の指導者で心と身体の関係について研究や執筆をしている藤本靖氏を講師に迎え「安楽の法門としての坐禅~正身端坐の参究~」と題したワークショップが行われました。

身体の感覚と自己調整力に気づき、本来の身体の状態に近づけることで無理のない自然な坐相を作り、その結果自ずと息が調い、心が調っていくことを体感してもらうことが目的でした。2時間に渡るワークショップでは、国際交流会の名のとおり異なる国の人とペアになって身体を動かしたり、グループになって自分の身体に起こったことや気づきについて共有したりする時間を過ごしていました。

k201512_3

写真左:佐藤鴻舟師、写真右:クレポン道環師

今回のワークショップは、講師が一方的に講義や講演を行うのではなく、案内役といったような立場で進行しました。参加者は講師が提示する方法に従って、自ずと主体的に参加することとなります。また、そこで感じられた感覚や気づきについて参加者同士が話をすることで、自分の感じたものとは異なる新たな発見と学びがあります。このワークショップを通して得たものが、今後の坐禅へのアプローチの一つとなったのではないかと感じます。

翌22日、まだ夜も明けぬ午前四時に起床した参拝団は、朝課に参列しました。引き続いて厳修された峨山韶碩禅師650回大遠忌の献粥諷経の焼香師をクレポン道環ヨーロッパ国際布教師と佐藤鴻舟南アメリカ国際布教師が勤めました。

k201512_4

藤田一照所長

小食を挟んだ後、禺中諷経の焼香師を藤田一照曹洞宗国際センター所長が、続いて営まれた献供諷経の焼香師をルメー大岳前北アメリカ国際布教総監と駒形宗彦ハワイ国際布教総監がそれぞれ勤めました。

各焼香師はこの日のために用意した香を焚き、法語を日本語と英語、またはフランス語と英語で奉読し御上壇に登壇され、宗門の発展に尽力された峨山禅師へ報恩の真を献げました。 また、各国際布教総監部管内からの参拝団もそれぞれの法要に参列し、大祖堂内の張り詰めた緊張感、読経と詠讃歌が響き渡る中、焼香し、峨山禅師のご遺徳を偲びました。

k201512_5

写真左:駒形宗彦総監、写真右:ルメー大岳前総監

生まれた国や、育った環境、文化がまったく異なる人々が仏教、その中でも曹洞禅の教えのもと、大本山總持寺に集いました。複数の言語が交わされる様子はまさに「禅からZENへ」と世界に広がる曹洞禅を目の当たりにする機会となりました。

宗門人として、相承されてきた法縁に改めて感謝するとともに、国際布教の一端に関わるものとして、今後とも皆さまの国際布教への深いご理解とご協力をお願い申し上げ、ご報告といたします。

(国際課記)

   ~国際インフォメーションのバックナンバー~