第39回曹洞宗青少年書道展


表彰される受賞者たち

 8月5日(金)、毎年恒例の曹洞宗青少年書道展の表彰式ならびに受賞作品の展示が、東京有楽町・よみうりホールにおいて行われた。
 今年で39回を迎えるこの書道展には、幼児の部から高校生の部まで、全国から5,455点の作品がよせられた。とくに半切作品は今年から年齢制限がなくなり、小学生でも応募出来るようになったため、力作がよせられた。
 すべての作品の中から個人特別賞の500点と団体賞15団体が選ばれて、本日の晴れ舞台を迎えたのである。


にぎわいを見せる展示会場

 表彰式と展示が行われるよみうりホールには、正午の開場前から多数の家族連れが訪れて、自分の作品を探したり、記念撮影をしたりした。子どもたちは自分の作品を確かめた後は、他の作品をじっくり眺めたり、同じ書道塾の仲間と講評をしあったりして、熱心な様子であった。


 午後1時に表彰式が始まり、まず宗務総長の名代として河村松雄教化部長が主催者挨拶。


河村教化部長

 「現代では国際化ということがよくいわれますが、真の国際化というのは異文化の相互理解によるものでなければならず、そのためには自国の文化をそまつにすることは出来ません。日本の文化はずっと筆文字によって伝えられてきました。これを理解し、伝えていくことは大切なことです。それは坐禅と同じく、自分自身と向き合い、世界との調和をはかるということにもなります。まごころが通じれば、お互いがお互いを思いやるすばらしい世界がひらけます」と述べ、受賞者たちに祝辞を述べた。


 アトラクション準備のため、いったん幕がさがり、司会の中村悦子アナウンサーが会場の子どもたちに「今日も暑いですね。みなさんは、どこからいらっしゃいましたか」と、にこやかに話しかける。

 アトラクションは一昨年も出演して好評だった手品師、マギー審司さん。受賞者席からお手伝いをしてもらうため、元気のよい子に舞台へとあがってもらう。そこで繰り広げられる不思議でコミカルなマジックショーに、子どもたちもつきそいの大人も大喜びだった。


楽しいマジックショー♪

 アトラクションのあと、休憩をはさんで表彰式が始まる。まず後援団体を代表して大本山永平寺から、小坂仁道副寺が挨拶。
 「書はひとなり、と申します。永平寺をひらかれた高祖道元禅師は、『仏道をならふというは自己をならふなり、自己をならふというは万法に証さるるなり』とお教えになりました。みなさんは作品を仕上げるまでに、くりかえし同じ字を書きましたでしょう。くりかえし行うことを『修行』と言うのです。そして、修行すれば必ずそなわるものが悟り、修行即悟りです。これからもたゆまず努力していってください」と述べられた。
  審査委員長挨拶は、委員長の佐野丹丘先生が欠席のため、毎日書道会評議員であり、毎日書道展審査会員である薄田東仙先生がなさった。そして、「6,000点近くあつまった今回の書道展には、本当にすばらしい作品がたくさんありました。今日、ここに来られたみなさんは、他のひとの作品もよく見て、悪いところではなく良いところを見て、ますます励むようにしてください」と、激励された。
  その後、曹洞宗管長賞から順繰りに、受賞者が壇上にのぼり、名前を呼ばれて賞状を受け取った。
  宗門が取り組んでいる教化活動の中でも、書道展は、若年層を対象として堅実な歩みを続けてきたことで定評がある。来年、40回の節目を迎えるが、これからも宗教情操教育の一助として、日本の伝統文化継承を自覚してもらうためにも、長く根気よく続けていかれることを願う。


おめでとう!!

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