第40回曹洞宗青少年書道展

  期日:平成18年8月3日(木)
  場所:よみうりホール

表彰模様

 8月3日(木)、曹洞宗青少年書道展の表彰式、ならびに受賞作品の展示が、東京有楽町のよみうりホールにて開催された。
 40回目の節目を迎えた今年は、昨年より多い5,787点の作品が寄せられた。写経やぬり絵本がブームになっている昨今、実際に墨と筆を使って「書」を書く行為が見直されている、ということだろうか。
 当日の東京は、長かった梅雨もようやく明け、夏らしい日となった。地上7階にあるよみうりホールのロビーには、全作品の中から選ばれた受賞作、550点が展示された。


 正午に受付が始まると、開場を待ちかねていた家族連れや、書道教室の仲間らしいグループがいっせいに中に入り、自分の作品の前で写真を撮ったり、他の受賞作品に見入ったりしていた。
 12時50分、中村悦子アナウンサーの司会で表彰式が始まった。まず、主催者側を代表して有田惠宗宗務総長が挨拶に立った。

 「本日、ここに第40回曹洞宗青少年書道展の表彰式を開催いたすに当たり、今年も全国各地より多数お集まりいただき、心より御礼申し上げます。
 曹洞宗は毎年、書道を志す少年・少女を激励し、また、書道文化向上のために、この会を開いてまいりました。
 みなさんの熱心なご努力とご協力によって、今年も多くの方から、立派な作品をご応募いただき、第40回という節目を迎えることができましたこと、大変うれしく思っております。


挨拶をする有田惠宗宗務総長


ロビーに受賞作品が展示された

 文字教育はもちろんのこと、書道は伝統的な日本の文化であり、精神のよりどころとしで情操教育を担ってきました。
 すなわち、姿勢を正して半紙に向かい、呼吸を整えて字を書くということは、坐禅と同じく自分自身と向き合う大切な修行であり、知らず知らずのうちに心の調和が保たれていくという、日本文化の根本のひとつであると存じます。(中略)どうか、本日の栄えある賞を受けられたことを機縁として、これからも更に続けて書の稽古に励まれますよう願っております。
 最後になりましたが、本会に協賛いただきました大本山永平寺さま、大本山總持寺さま、また、ご後援いただきました読売新聞社、日本テレビ、日経ラジオ社、全国青少年教化協議会の各団体のみなさま、駒澤大学、愛知学院大学、東北福祉大学、鶴見大学、駒沢女子大学の各大学のみなさま、まことにありがとうございました。
 そして、厳正なる審査をしていただきました佐野丹丘先生、薄田東仙先生、西山隆崖先生、大石千世先生、室井玄聳先生に対しまして、厚く御礼申し上げます」


 続いて来賓の先生方のご紹介がされ、開会式が終了。次にアトラクションが行われた。今年はテレビなどでも活躍中の「米村でんじろうサイエンスプロダクション」による、たのしい科学の実験ショーである。


アトラクション

 「ブーメランはなぜ元のところに戻ってくるのか」では実際にブーメランを飛ばし、次は舞台上にダンボール製の巨大な「空気砲」を出現させて、「空気が固まりになって空間を移動する」ことを証明して見せてくれた。風船を使った実験では、客席内にも大きな風船がびゅんびゅんと飛び交い、子どもたちはもとより大人たちも、歓声を上げて大喜びだった。


 休憩をはさんで、いよいよ表彰式。 子どもたちは緊張した面持ちで舞台上を歩み、祝福の言葉とともに賞状を受け取っていた。
 表彰式の後、高校生の部で管長賞を受賞した石川大光さんに話を聞いた。
−自信作ですか。
「はい。この書道展に応募するのは初めてなので、がんばりました」
−いつから勉強しているのですか。
「本格的に始めたのは高校の書道部に入ってからです。顧問の先生が合っていたというか、とても良い先生で」
−お稽古は毎日ですか。
「基本的に学校に行った日は毎日。放課後に練習します。先生も毎日来て、見てくださいます」
−書道はたのしいですか。
「はい。たのしいです、すごく」
−どういうところがたのしいですか。
「一日書くごとに成果が見えること。上達が分かること。それから、書いたものを仲間と見せ合って色々話せること、そういうこと全部がたのしいです」

 受賞作は、この後、大本山永平寺と大本山絶持寺でも展示される予定である。 青少年のみなさんには、これからも精進を続けて、来年もまた、ぜひトライしていただきたい。


おめでとう!!

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