第41回曹洞宗青少年書道展

  期日:平成19年8月2日(木)
  場所:よみうりホール

表彰模様

 8月2日(木)、今年も曹洞宗書道展表彰式ならびに作品展示会が、東京有楽町のよみうりホールにて開催された。
 今年41回目を迎えるこの書道展には、昨年の5,787点を大きく上回る、6、485点の作品がよせられた。
 当日の東京の天候は、関東地方の梅雨明け宣言がなされ、気温も30度を超える猛暑となった。心配していた台風5号は数日前の予想進路より西側を進み、この日は九州宮崎県沖を北上中。会場内は、照明の発する熱と、大勢の人が発する体温で、蒸し暑かった。


  正午近くなり、地上7階にあるホール入り口に作られたゲートの外側には、開場を待ちかねる家族連れや書道教室の仲間らしいグループが、長蛇の列をつくっている。
  定刻を若干繰り上げ、本部からの指示でゲートが開かれると、いっせいに会場内へと入って行った。
  受付を済ませた受賞着たちはめいめいプログラムやリボンを受け取り、自分の席を確認する。それより先に、ロビーの作品展示場で自分の作品を探し出す少年もいた。

 いよいよ開会定刻。まず、宮下陽祐教化部長より主催者挨拶がおこなわれた。
 「本日第41回曹洞宗青少年書道展表彰式を開催いたしましたところ、いつものように全国各地から大変大勢の方にお集まりいただきました。誠にありがとうございました。  曹洞宗は毎年、書道を志す青少年を激励し、また書道文化の向上のためにこの会を開いてまいりました。(中略)昨今は、人の命、自分の命を軽視する大変痛ましい事件、事故が増えております。そこで書道をとおして皆さんに、ご両親から授かった命の大切さについていま一度見つめなおしてもらいたいとの願いから、今回のテーマを「命」といたしました。(中略)本会に協賛をいただきました大本山永平寺さま、大本山總持寺さま、後援をいただきました読売新聞社、日本テレビ、日経ラジオ社、全国青少年教化協議会の各団体の皆さま、駒澤大学、愛知学院大学、東北福祉大学、鶴見大学、駒沢女子大学の各大学の皆さま、そして厳正なる審査をしていただきました佐野丹丘先生、薄田東仙先生、大石千世先生、室井玄聳先生、西山秋蘭先生に対しましてこの場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。  最後になりましたが、本日お集まりいただきました皆さんの、いよいよのご健康とご多幸を心よりお祈りして、主催者の挨拶といたします」と祝辞を述べた。


宮下教化部長による主催者挨拶


 続いて来賓の方々の紹介がされ、開会式が終了。舞台準備の間は中村アナウンサーが参加者に「理科の授業は好きですか」と問いかけ、今年のアトラクション「米村でんじろうサイエンスプロダクション」による楽しい科学の実験ショーが始まった。


声変わりハウス実験模様

 まず、第一の実験として「紙でつくるブーメラン」。
 身近にある硬い紙とホチキス、ビニールテープで簡単に作り上げ、見事な弧を描き、飛ばせて見せた。参加者には手作りブーメランの材料が配られており、家に帰って早速作った子も多いのでは。
 第二の実験は「声変わりハウス」と題し、ヘリウムガスによる音の違いを検証するものだった。実験台になった参加者の声がかわいらしく変化すると、大爆笑がわき起こった。
 第三の実験は「時限破裂風船」。
 これはゴム製品や、発砲スチロールなどの石油製品が、柑橘類から抽出されたリモネンという物質によって溶かされる性質を利用したもので、先生と助手によって会場全体にゴム風船がばらまかれ、大音響とともに破裂。全員がその音にビックリし、また興奮した。  


 休憩を挟んで、いよいよ表彰式。子供たちは緊張した表情で舞台を歩み、祝福の言葉とともに賞状を受け取っていた。

  表彰式の後、高校1年生で管長賞を受賞した加賀爪舞さんに話を聞いた。
―今回何度目の受賞ですか。
「初めての出品です」
―何がきっかけで応募されましたか。
「書道塾で応募してくださいました」
―書道をはじめたのはいつからですか
「小学校1年生からです」
―週に何時問くらい稽古しますか。
「土曜日に2、3時間書道塾のみです」
―学校では書道の時間は
「選択授業をとっています」
―書いているとき何か考えますか、やっぱり無心になるのですか。
「書いているときは、とにかく楽しいです」  


おめでとう!

 よみうりホールでの展示は当日限りであったが、永平寺において9月1日から17日、總持寺において11月1日から5日まで展示される予定。デジタル化社会の中、子供たちには、これからも精進してもらいたい。


展示会場風景

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