第38回
曹洞宗青少年書道展

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   茹だるような酷暑の日々が続く去る8月5日(木)、東京有楽町・よみうりホールにおいて、平成16年度第38回曹洞宗青少年書道展の表彰式ならびに受賞作品の展示がとり行われた。
  全国から寄せられた多数の作品の中から、500点の作品に曹洞宗管長賞をはじめ数々の賞が授与された。
 
     
 

開会の挨拶をする有田惠宗宗務総長
 
     
   午後1時に開会。まず、主催者を代表して、有田惠宗宗務総長より開会の挨拶があり、 「現代はコンピューターやボールペンなどが普及し、筆を持って文字を書くということが、ほとんど無くなってしまったことは、ひとりの日本人として寂しく思います。姿勢を正して半紙に向かい、呼吸を整えて字を書くということは、大切な修行であり、知らず知らずのうちに心の調和が保たれるという、日本文化の根本の一つであります。
 今、曹洞宗は地球環境を守るグリーンプランを推進しております。グリーンプランとは、さまざまな人や物とのかかわりによって、自分が支えられ、また助けられながら生かされている事実を知ることで、すべてのものにやさしく思いやりの心で接し、豊かな地球を守 り、未来に生きる子どもたちに美しい地球を残す運動であります。
  本日お集まりの一人ひとりもまた、半紙一枚筆一本を大切にお使いいただいて、このような気持ちをもってくださることを願っております」と述べられた。
  開会の挨拶ののち、司会である中村悦子アナウンサーが子どもたちに、「東京は暑いですか?それともうちの方がもっと暑いよという方、挙手してくださいね」と会場に集まった子どもたちに話しかけ「猛暑による熱中症には気を付けてくださいね」と呼びかけた。
 
   次いでアトラクション。今年はナポレオンズのふたりの登場である。登場後すぐに、巧みな話術、当意即妙な客席との会話によって会場は和やかな笑いの渦に包まれ、ハンカチがステッキに変わるマジックからスタート。
  さらに続いて、破いた新聞紙が、破く前のままの姿に戻ってしまうというマジックに続いた。
 「新聞を破いてみたい子は?」との呼びかけに登壇した二人の子どもたちが盛んにビリビリと破いた新聞紙、あらまぁ不思議、もとの新聞紙に逆戻り。 マジックの最後は、ひとりの女の子が選び取ったトランプのカードが、スケッチブックの中から浮かび上がるというマジック。
 ナポレオンズのふたり、パルト小石氏の話術とボナ植木氏の巧みなマジックの演出で子どもたちはとても喜び、大人たちも笑いの渦のままにナポレオンズのマジックは終了した。
 
     
 

受賞作品の前で
 
     
   休憩をはさんで、表彰式が始まった。はじめに後援団体を代表して大本山總持寺後堂の野田大燈老師がお話された。
  「一週間ほど前、私は奈良県に行ってまいりました。みなさんがお習字で使う墨を作る奈良の古い古い墨屋さんです。そこへ行き私は初めてお習字に使う墨はこのようにして作られているのかと知りました
  一つひとつランプのようなものの中で、火を灯して、ガラスに付いた煤を集めます。その煤を集めて、固めたものが墨となります。
  形のできた墨を一生懸命に表面を磨いている姿を目にし、このたった一個の墨を作るのに1年間かかることも私は知りました。
  どうか一つ、皆さん方はもっともっと墨というものを知ってもらい、素晴らしい字を書いていただきたいと思います」と、普段何気なく使用している道具について深く知るべきことや書道を志す意味について話され、受賞のお祝いを述べられた。
 
   続いて審査委員を代表して佐野丹丘氏よりお話があった。
 「今、欧米でも書道が盛んになってきました。心ある命あるものを書くことに価値があります。一本引いた線には一つとして同じものはありません。力強い線もあれば、やさしい線もあります。今日受賞されたみなさんも日本の伝統ある書の心を、頑張って伝えていって欲しいと思います」と、書道が世界で今、高い評価を受けていること、また、人の手でじかに書かれた文字の価値について述べられ、受賞者一人ひとりを励まされた。
  お話の後は、いよいよ表彰式。曹洞宗管長賞にはじまり団体奨励賞にいたるまで、受賞者は次々に壇上にあがり、記念のメダルと賞状を受け取った。
 
   午後三時半、受賞者全員の表彰が無事に終了した。  
     
 


おめでとう!

 

 

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