「復興祈願桜プロジェクト」 桜の苗木が大本山總持寺に届けられました


大本山永平寺、大本山總持寺主催、曹洞宗宗務庁協賛の「復興祈願桜プロジェクト」は東日本大震災の復興祈願のため、桜の苗木を大本山總持寺において1年間育苗し、この間、震災物故者の慰霊や一日も早い復興を祈願する法要を営み、その苗を被災地のご寺院に寄贈植樹しようとするものです。

7月7日、いよいよその苗が、山形県から大本山總持寺に届けられました。プロジェクトを監修する日本さくらの会専門委員の金田聖夫さんが育てた苗木を積んだトラックが到着し、早朝より全山の修行僧が仏殿前に次々と苗木を植えていきました。

この日届けられた苗木は、山形県指定天然記念物のエドヒガンザクラ「薬師桜」370本。
金田さんや山形からきた僧侶の方がたの指示に従って、手際よく植樹されていきました。

乙川監院老師をはじめ役寮の方々も、一緒に作業に加わりました。この苗は1年で約2メートルほどになり、その後希望するご寺院に届けられることとなります。

植え込みは金田さんらのご指導により進められました

監院老師も修行僧とともに作業に加わりました
その後、仏殿において、大本山總持寺貫首江川辰三禅師の導師による両大本山共同復興祈願桜プロジェクト苗木入床諷経が、引き続き物故者慰霊法要が執り行われました。大本山永平寺からは、鈴木後堂老師、浅井直歳老師、小林尚事老師らが見えられ、厳かななか法要が営まれました。
法要後、江川禅師から桜を届けてくれた金田さんや山形の僧侶の方々に、直接お礼の言葉が述べられました。「今後、本山修行僧一丸となって、育成に努め被災地の皆様方にお届けする日を楽しみにしております」とお気持ちを示されました。
法要では江川禅師が導師を勤められました
この日は朝から曇天で、いつ降り始めてもおかしくない天候でしたが、被災者に対する修行僧や関係者の皆さまのお気持ちのためか、雨が降ることはなく、一連の行事は無事すすめられました。
僧侶たちにより心を込めて育てられた苗木が、たくさんの寺院に配布され、樹齢約1200年といわれるエドヒガンザクラのように、いつまでもこの大震災を忘れずに、震災物故者の供養が行われ、そして、一日も早く復興が成し遂げられることを心からお祈りいたします。
法要後、永平寺の役寮さまも
植え込みを行いました