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謹んで平成19(2007)年の新春をお祝い申し上げ、梅花講員の皆さまのご多祥をお祈りいたします。
旧年中の宗門各方面へのご支援に対し、心より敬意を表するとともに、本年も変わらぬお力添えを何とぞよろしくお願い申し上げます。
『修証義』の一節にも引用されているのでよく知られるとおり、高祖道元禅師さまは、「利行は一法なり、あまねく自他を利するなり」とお示しになりました。つまり利行というのは、まわりの人びとを計り知れない安らぎに導く行であると同時に、その人自身にとっても無量の利益になっている行を意味します。
詠道の道場に身をおくとき、老衲はこの「自利と利他が一つである」ということを最も切に感じます。ただひたすらにお唱えすることが、その人自身にとって法悦の至りであり、また同時に知らないうちにまわりの人びとは深い感動に導かれます。道場全体のこのうえない一体感は、あまねく自他を利することが具体的に実践されていることの証です。福徳が満ちあふれている境地です。
技倆の向上をめざすことも、もちろん大切ですが、お唱えする方にとって何より重要なのは、まず詠讃歌が好きであるということ、そして、至心(ししん)にお唱えしようという不退(ふたい)のこころざしがしっかりとそなわっていることであります。それが人びとの心魂に直に響いてゆく原動力につながります。
太祖瑩山禅師さまは、絶えず和合(わごう)和睦(わぼく)のこころの大切さを人びとに説示されました。皆さまが仲良くともに詠道に励(はげ)まれますことを衷心より念願いたし、新年のご挨拶とさせていただきます。
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