管長猊下のおことば
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| 曹洞宗管長 江川 辰三 |
| 私たちをとりまく社会は、今、混迷を深めています。地球温暖化をはじめ、戦争、貧困などの諸問題、国内では「格差社会」「無縁社会」とも言われ、年間3万人を超える自死者、いじめや虐待など、いのちの尊厳が失われ、人びとは不信と不安の中にあります。 |
| 曹洞宗は、これまで「人権の尊重、平和の確立、環境の保全」を願い、「絆」を深める取り組みを進めてまいりました。本年度は日常生活の中でより具体的に展開するため、「向きあう」「伝える」「支えあう」という3つの柱を立て、四摂法(ししょうぼう)の「利行・りぎょう(利他行・りたぎょう)」を目標に掲げました。 |
| 道元さまは、「利行は一法(いっぽう)なり、あまねく自他(じた)を利(り)するなり」と示されました。 |
| 瑩山さまは、「常に大慈大悲(だいずだいひ)に住して、坐禅無量の功徳(くどく)、一切衆生(いっさいしゅじょう)に回向(えこう)せよ」と諭しておられます。 |
| み仏とご先祖さまのみ前で、姿勢を正し、呼吸を調え、ひととき心静かに坐りましょう。大慈大悲の坐禅はおのずから「利行」に力を与えてくれます。 |
| 「あなたと向きあい、あなたと正しい教えを伝えあい、あなたと共に支えあう」ことで、一人ひとりのいのちを生かす社会がひらかれます。 |
| 日々、他を思いやり共に生きる「利行」の実践を重ねましょう。 南無釈迦牟尼仏 |
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お見舞い 平成23年東日本大震災、大津波、さらに、原子力発電所事故という未曾有の大災害によって被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。 とりわけ、尊いいのちを失われた方がたのご冥福をお祈りし、ご遺族はじめ関係者の皆さまに衷心よりお悔やみ申し上げます。 甚大な被害の様子に心が痛みます。少しでも早く一人ひとりに安穏な暮らしが訪れますようにお祈りいたします。 今、被災地の皆さまの現況とお心に向きあい、わがことと受けとめ、被災地救援、復興支援の活動を強めることが大切です。 私たちの持てる力を結集し、多くの人びとと手を携えて、長期にわたる支援活動を進めてまいりましょう。 曹洞宗管長 江川辰三 |











