FAQ 1-4 住職の呼び方を教えてください?


「和尚さん」「和尚さま」と呼んでいただいて問題ありません。

「和尚(おしょう)」というのは、もともと、梵語の「ウパージャーヤー」音を訳したもので、別に「和上(※曹洞宗では用いません)」などとも表記します。

古来のインドでは、和尚になった僧は弟子を取ることができるとされ、曹洞宗では修行を経て、師匠から法を嗣ぎ(伝法)、両大本山で瑞世(ずいせ)という儀式をすませた段階で、「和尚」の呼称を用いるようになります。住職、副住職は「和尚」の資格がなければできません。

余談ですが、一寺の住職となり、正式なお披露目と、僧侶を集める修行(結制安居・けっせいあんご といいます)を終えた人を「大和尚」と呼びます。

また、住職に対する場合ですが、以下のような用例もあります。

 ・「住職」(「住職さん・住職さま・ご住職」などと呼んでいただければ幸いです)

「住職」とは、「住持職」の略で、古来はただ「住持」と呼んでいました。一寺の主となるような僧は、仏の教え(仏法)を伝え、世に広めることで、仏法を護持することから、「住持」と呼ばれるのです。

 ・「方丈(ほうじょう)」(「方丈さん・方丈さま」などと呼んでいただければ幸いです)

禅宗では、質素な生活を好み、住職の居室は「一丈四方」(一辺が約3メートル。いわゆる四畳半)であるべきだとし、その一丈四方の部屋に住む人ということで、「方丈」とお呼びします。禅宗では、この呼称を用いることが多いと思います。

 他の宗派では、「お上人」「阿闍黎」などと呼称する場合もありますが、曹洞宗では用いません。