曹洞宗社会福祉施設連盟創立30周年記念大会が開催されました


11月21日、22日、曹洞宗檀信徒会館において、曹洞宗社会福祉連盟創立30周年記念大会が開催されました。

曹洞宗社会福祉連盟(会長は宗務総長)は、宗門の寺院や僧侶が運営する福祉施設が、相互の情報交換や親睦を深めることを目的として、昭和58年にその前身である曹洞宗老人福祉施設連盟として創立されました。その後、児童福祉施設や成人福祉施設なども加わり、名称を曹洞宗社会福祉連盟とあらため、今年30年の節目の年を迎えました。26施設からスタートした連盟は、現在は54施設となり、毎年ご本山で研修会を行うなど、様ざまな活動を行っています。

今年は、記念大会ということもあり、全国から加盟福祉施設の職員ら約70人が参加、両大本山や宗議会から来賓を迎え盛大に催されました。

記念式典では、職員の永年勤続表彰や、過去10年で新たに加盟した11施設に対して大会記念施設表彰が贈られ、それぞれの福祉への貢献が讃えられました。

 

 

 

 

 

 

記念行事として行われたシンポジウムでは、「社会福祉における宗門の取り組み(課題と展望)」をテーマとして、それぞれ異なった立場で福祉に取り組む3人のパネリストを迎え、野田大燈理事長のコーディネートにより意見が交わされました。児童福祉施設で様ざまな困難のなか子どもたちの自立を支援する藤本光世師、これまでの高齢者、障がい者、子どもたちという枠を取り払い、お互いに触れ合うことで元気になる新しいかたちのサービス、富山型デイサービスを実践する仙田智治師、多数の学校や幼稚園・保育園が津波で被災し再開できないでいる石巻市で、新たに保育園の設立を手がけることにより復興を目指す小野﨑秀通師の発表を受け、それぞれのご苦労や問題点、仏教の社会貢献について話し合われました。

また、記念講演では、東北福祉大学学長の萩野浩基先生が「仏教と社会福祉」と題し、東日本大震災後のご自身のご経験をまじえながら、福祉は仏教を社会に生かす利他行であると述べられました。また、若者の自立を支援する喝破道場を設立した野田理事長は「社会福祉のあり方」と題し、ご自身の経験を紹介したうえで、宗教者はもっと社会に出るべきである、仏教の教えを実践する曹洞宗の施設で働くことに誇りをもってほしいと、参加者に呼びかけました。

福祉施設を運営するということは幾多の困難を伴いますが、社会の要請に応えるかたちで、宗教者が運営する施設はこれからも増え続け、当連盟はますます発展し続けることでしょう。