石川県永光寺において宗立専門僧堂が開単されました


9月1日、石川県羽咋市 永光寺(ようこうじ)において宗立専門僧堂が開単(かいたん)されました。
昨年の熊本県 聖護寺(しょうごじ)に続き、国内では2回目の設置となります。宗立専門僧堂とは、海外に在住する曹洞宗の外国籍僧侶を対象とした3か月間の修行道場です。
海外には曹洞宗が設置認可している修行道場がなく、また、外国籍僧侶は日本語を解さない者が多いため、日本の修行道場に行くことは容易ではありません。そこで、外国籍僧侶の養成のために英語を共通言語とする期間限定の修行道場を開設して、志願した者が日本の伝統的な修行をしています。
今回は、アメリカ・メキシコ・ポーランド・フランス・ノルウェー・イタリア・オランダ・ブラジルの8か国から14人が安居に入り、この内、宗立専門僧堂への再安居者は5人でした。
開単諷経の後、河村松雄教学部長から開単宣言がなされ、瑩山禅師のお示しを引用しながら、「宗立専門僧堂開単に当たっては、多くの方から協力をいただいている。また、この3か月間の安居は、永光寺檀信徒の皆様をはじめ、さまざまな方のご助力により支えられている。修行を支えてくれる人たちがいることに感謝の気持ちを持ちなから、ここでお互いが出会い、共に修行するという遇い難きご縁を大切にし、最後まで精進してもらいたい」と激励されました。
引き続き辞令伝達が行われ、堂長に鈴木聖道師、堂監に寿松木宏毅師、監事に奥野成賢師、師家に志保見道元師、齋藤芳寛師が就任されました。
掛搭(かた)僧に安居を志願した理由を尋ねたところ、
「曹洞禅のルーツは日本にあり、法の理解を深めたくて参加した」という声がありました。また、再安居者からは、「昨年の安居を経験することで、日々行っていることがどういうことなのか理解を深めることが出来た。厳しい修行の中にもお互いを支えあう暖かさがあり、ともに法を学び深め合うことを通して自分自身をもっと成長させたい」という声が聞かれるなど、それぞれに安居にかける思いや意気込みが感じられました。
世界各国から参加した14人は、一味同心に日々を行じていきます。