二祖峨山韶碩禅師大遠忌 近畿管区予修法要が執り行われました


20140508-14月11日、京都市伏見区の京都パルスプラザにおいて大本山永平寺貫首 福山諦法禅師を導師に、大本山總持寺二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌 近畿管区予修法要が執り行われました。

峨山韶碩禅師は、建治2年(1276年)のお生まれで、貞治5年(1366年)にお亡くなりになるまでの91年のご生涯の中で、師である瑩山禅師から受け継いだ總持寺を大いに発展させました。また多数の弟子を育て、特に「二十五哲」と呼ばれる傑出した弟子達は曹洞宗の寺院を全国に広める礎を築きました。そのご遺徳を偲ぶ650回大遠忌(50年ごとに行われる年忌)を平成27年に迎えますが、前年となる平成26年は全国9つの管区及び海外の4つの国際布教総監部で予修法要が執り行われることとなっています。今回の近畿管区予修法要はその先陣をきって修行されました。

当日は快晴に恵まれ、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県地区でなる近畿管区より僧侶・寺族・檀信徒約550人が参集し、峨山禅師のご遺徳を偲びました。


20140508-211時に法要の始まりを知らせる鐘が打ち出され、開会の辞により予修法要が始まりました。佐々木宗務総長より「現代社会に峨山禅師のメッセージをひろめ、ご参会の皆様と共に予修法要をお勤めできる喜びに感謝します」と挨拶がありました。殿鐘三会で近畿管区内の所長による両班が入堂、吉川憲隆梅花流師範の独詠による詠讃歌「三宝御和讃」が厳かに奉詠される中、浅井眞澄近畿管区長と石川順之宗議会議員を御先導師として、福山禅師が上殿。会場にいた参加者全員が合掌でお迎えいたしました。
20140508-3伝供十八拝、拈香法語が唱えられ、両班の出班焼香、大衆九拝と法要が進み、維那の平沢祥秀師より「疏」が宣読されました。「疏」とはこの法要の意義と、峨山禅師を讃える言葉を示したものです。
読経中、宗門護持会長・理事・評議員ら代表者による焼香、略回向と法要が進み、普同三拝では会場の参加者全員が合掌、礼拝しました。

 

20140508-4法要後、福山禅師より「社会の混迷、人心の不安がますます懸念される将来に向かって、私たちは信心を起こして、み教えを一体どのように伝えていくのか、今一度自ら深く問い直し考えていただきたいと念じます」とお言葉があり、「正法御和讃」の奉詠のもと退堂されました。
最後に大本山總持寺監院・大遠忌局総監 乙川暎元老師より「大遠忌はただ単に先人の行跡を讃えるのみでなく、将来にわたり伝えることが必要であり、その誓いを新たにする好機であると共に、伝えていくことが我々の責務ではないかと感じています。またこれを機に、大本山總持寺にも是非足を運んでいただきたい」と挨拶があり、およそ1時間半にわたる法要は無事円成しました。

20140508-5午後の部の清興では、姜暁艶(ジャン・ショウイェン)さんによる二胡のコンサートが行われました。
ジャンさんは、中国・大連市で生まれ、5歳から二胡を学び、1997年に来日。現在は作曲、歌手、舞台監督などの総合プロデューサーやファッションデザイナーとして幅広いジャンルで活躍され、また医学博士でもあります。国境、民族、言葉を超え、二胡が奏でる仏教讃歌の第一人者として「いのちの尊さ・平和への願い」「慈しみの心・世界へ響け」をテーマに、仏教・医学の講演会や二胡のコンサート、テレビ出演をアメリカ・日本で行っています。
当日はピアノ伴奏の中島幸子さんとフルートの池田清美さんも加わり、豪華な演奏を披露されました。『シルクロード』『月の砂漠』『五木子守唄』梅花流詠讃歌『まごころに生きる』などのなじみ深い童謡など10曲以上が演奏され、美しい二胡の音色で会場を盛り上げました。
ジャンさんは、「最近やっとおじいさん、おばあさんの仏壇を家の中に置くことができて毎日感謝して手を合わせている」。また、14年前に来日したばかりの頃の思い出は「辛くて毎日海を眺めていたけれど、どんなに辛くても頑張って今を生きていられるのは仏様、周りの方がたのおかげ。本当に感謝している」などと話されました。
会場と一体となったコンサートは大盛況のうちに幕を閉じました。