二祖峨山韶碩禅師大遠忌 関東管区予修法要が執り行われました


20140626_16月2日、大本山總持寺二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌関東管区予修法要が大本山總持寺において開催されました。

峨山韶碩禅師は建治2年(1276年)に能登の瓜生でお生まれになり、16歳で比叡山延暦寺に登り天台教学を学びますが、その後、瑩山禅師に就いて禅の修行に励みます。元亨元年(1321年)、瑩山禅師は能登の諸嶽寺(もろおかでら)を定賢律師から譲り受け、名を總持寺と改めると、その3年後、峨山禅師に譲られます。峨山禅師はそれから42年の永きに亘り總持寺の住職を務め、二十五哲と呼ばれる優れた弟子を育成し、總持寺の護持、発展に尽くされました。峨山禅師は貞治5年(1366年)、91歳で示寂されますが、来年は650回目のご命日にあたります。

20140626_4總持寺は峨山禅師亡き後、多数の法系寺院を擁し、宗門の興隆と正法の教化につとめてきましたが、明治31年(1898年)の火災で七堂伽藍を焼失し、場所を現在の横浜市鶴見の地に移します。 以来100余年、大本山總持寺は開かれた禅苑として、日本の海の玄関、横浜から国際的な禅の根本道場としての威容を誇っています。

大本山總持寺では平成27年10月7日より20日までの14日間、二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌法要が奉修されます。
今年は、その前年にあたり全国9管区、および海外の4つの地域で予修法要が執り行われておりますが、今法要は国内でもちょうど中間にあたります。

20140626_3さて、予修法要当日は気温が30度を超え盛夏を思わせる気候でしたが、鶴見が丘を吹き抜ける風が、たいへん心地よく感じられる中、関東管区予修法要は、関東地区管区集会と併設するかたちで執り行われました。関東管区の10宗務所の護持会長、宗務所役職員、教区護持会長、教区長、管区教化センター役職員、さらには大本山總持寺の役寮、大衆が随喜するなか、午前10時30分より大祖堂において村山廣道埼玉県第1宗務所長が導師を務め管区集会の開会法要が行われ、柴田正晴曹洞宗宗門護持会長、山本元晴関東管区長、佐々木孝一宗務総長の挨拶、さらに小林定正埼玉県第1宗務所護持会長より宗門護持会宣言がありました。

昼食をはさんで、俳人の黛まどかさんは「引き算の美学~俳句を通して見る日本人の美意識と美徳」と題した講演で、「自然を尊び他者を思いやる、型を重んじ余白を察するという俳句の心が、現在世界が抱えているさまざまな諸問題の解決の糸口になると信じている」と話されていました。

午後2時から、650回大遠忌関東管区予修法要が大本山總持寺貫首、江川辰三禅師を導師にお勤めされました。
20140626_5大祖堂では、400人を超える人々が見守る中、伝供十八拝による法要がつつがなくすすめられ、随喜僧侶、参拝者全員が報恩の誠をささげ進前焼香されました。当日は近隣の總持寺保育園、總持寺本町通こども園の園児たちも訪れ、焼香をしていました。

20140626_2法要後、江川禅師は御垂示で、「お釈迦さま、歴代の祖師方、両祖さま、そして峨山禅師へと相承されたみ教えは、脈々と私たちに受け継がれている。私たちはそのみ教えを未来に向けて相承していかなければならない」とお示しになりました。

江川禅師がご退堂された後、大遠忌局総監・大本山總持寺監院の乙川暎元老師よりご挨拶がありました。乙川老師はまず全国のご寺院・檀信徒の方がたから浄財をいただいていることに感謝の意を表されました。また、峨山禅師が總持寺と永光寺の約50kmの道のりを往来された「峨山道」について想いを述べられ、「来年の正当法要には一人でも多く御参拝をいただきたい」とご挨拶をされました。併せて大遠忌記念事業の地上回廊や各伽藍の修復工事についてもご報告をされました。

大本山總持寺では、来年の二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌、さらに、平成36年(2024年)に迎える太祖瑩山禅師700回大遠忌を、御両尊大遠忌として準備が進められております。瑩山禅師、峨山禅師に思いをはせながら、大本山總持寺大祖堂、御両尊のご真前で行われた予修法要でありました。来年の本法要でも、たくさんの方に、大本山總持寺に訪れていただければと思います。