第48回 曹洞宗青少年書道展表彰式 開催報告


8月5日、東京都有楽町のよみうりホールで第48回曹洞宗青少年書道展表彰式が開催されました。

20140901-3今年のテーマは「心を伝える」。応募点数は6169点で、例年にも引けを取らない多くの力作が全国から寄せられました。5月下旬の審査会で選ばれた特別賞は、500点。表彰式には受賞者とその家族など、約600名もの方々が来場されました。
受付を終えた子どもたちは、早速ロビーに展示されている作品の中から自分の書を探し、家族と共に喜びの声を上げていました。記念写真を撮る子もいれば、「自分もこんな風に書けるようになりたい!」と新たな目標を宣言する子もおり、ロビーはたちまちに活気づいていきました。

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佐々木孝一宗務総長

開会式では、主催者代表として佐々木孝一宗務総長が挨拶し、「日本の書道は漢字で書かれたお経を書き写すことから始まっています。そして、ひらがなやカタカナが加わり発展していきました。ですから書道と仏教は切っても切れない関係であります。曹洞宗がこの書道展を続けているのも、課題を通してみ仏の心を皆さんに学んでほしいからです。ぜひ、今回の受賞を励みにし、これからも書道に精進していただきたいと思います」と激励を送くりました。

 

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T.J.P.P.A.Lの演奏

開会式後はアトラクションの時間となり、今年は「ワンダードラムスパフォーマンス」T.J.P.P.A.Lが登場しました。T.J.P.P.A.Lは「純粋な打楽音の楽しさ」を表現するためにシンプルな楽器で構成されており、従来のクラシカルな打楽器にはないスタイルを確立したことから、各方面より大変注目されているパフォーマンス集団です。マリンバやスネアドラムでの華麗な演奏に、参加者は瞬く間に魅了されていきました。後半には、楽器ではなく体全体を使って演奏するボディパーカッションを参加者全員で行いました。当初は遠慮がちな参加者たちも、その楽しさに直に触れることで大いに盛り上がり、会場全体がひとつになっているのを感じることができました。

休憩をはさんだ後、いよいよ表彰式が執り行われました。最初に来賓代表として大本山永平寺後堂・齋藤芳寛老師の祝辞では、「手書きの文字の素晴らしさが見直され、文字文化を深めることが養成されている時代にあって、その重要さを理解し、伝統のある書の道に精進されている若い皆様方に敬意を表します。お釈迦様は何らかの目的に向かって努め励み精進することは、それ自体が最上の宝であると教えておられます。(中略)怠らず持続することを大切にし、末永く精進を重ねていただきたいと思います」と参加者にエールを送られました。

次に薄田東仙審査委員長が総評として受賞者に対し、「今回受賞できたのは他の誰かの『おかげ』であることを忘れず、様々なことに努力してほしい」と述べられました。

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小島泰道教化部長

その後、曹洞宗管長賞から順に表彰が始まり、一人ひとりに表彰状と記念品が授与されました。受賞者は壇上では緊張した面持ちでしたが、自分の名前が呼ばれた際には満面の笑みを浮かべていたのが印象的でした。また、今年から新たな試みとして、スクリーンに受賞者たちの作品が映し出されました。映し出された文字からは、やはりパソコン入力の文字では出せない人の温かさ、力強さを改めて見ることができました。
最後に、閉会の挨拶として小島泰道教化部長が壇上に立ち、「皆様の頑張りと保護者の方々のご理解、ご協力のもと、盛大に表彰式を行えたことに感謝を申し上げます。(中略)また、再来年には当書道展も50回の節目を迎えます。中には親子2代にわたって、あるいはおじいちゃんおばあちゃんから3代にわたって書道展に応募していただいたという方もいらっしゃるかと思います。ぜひ、そういったエピソードなども書道展係にお寄せいただきたいと思います」と節目となる第50回への抱負を述べられて、今年の書道展は閉会しました。

なお、今年の特別賞受賞作品は、8月30日から9月15日まで福井県大本山永平寺にて、11月1日から5日まで横浜鶴見の大本山總持寺にて展示される予定です。 

 (出版課記)

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