全曹青創立40周年事業「味来食堂~僧食を学ぼう~」第3回が開催されました


9月5日、東京恵比寿にあるSorisso【ソリッソ】において、全国曹洞宗青年会創立40周年記念事業の一環として、「味来食堂~僧食を学ぼう~」第3回(今年度中に5回開催予定)が開催されました。同会主催の「味来食堂」は、精進料理の良さを再認識することを目的とした安心・安全・ヘルシーな食材を使う料理教室です。

20141027_3道元禅師は食事を作ること、そして食べることも重要な修行と捉えています。『典座教訓(てんぞきょうくん)』においては、食事を作ることも大事な修行であり、どのような材料であっても心を込めて調理する事が大切であると説かれています。また『赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)』では、食事作法の実践をはじめ、「食」に対する感謝や自然の恵みに対する謙虚な態度を切々と説いております。

今回の参加者は30代から40代の合計8名、テーマは「~秋野菜で~ けんちん汁ができました♪」として、メニューはけんちん汁、きのこの炊き込みごはん、豆腐マヨネーズのコールスローサラダ、豆乳ゴマプリンでした。

20141027_1講師は第1回目から引き続き静岡県興禅寺松本好寛師、山梨県耕雲院河口智賢師、新潟県渕龍寺永島昌英師が担当しました。講師の自己紹介に引き続き、最初に精進料理の基本となる「精進出汁」を作るため、大豆を炒ることから参加者に指導しました。それぞれの料理をすすめる過程で、受講者からの質問にも丁寧に応じつつ、一手間加えることの重要性を説明していました。

全曹青創立40周年事業実行委員長の荒木道宗師は、「お陰様で毎回10名前後の定員の中、多くの方から応募を受けています。Facebookを有効に活用し、参加しやすさを追求しました。参加された方のほとんどは、曹洞宗の僧侶と接する機会のない方でしたので、精進料理をその距離を縮めるコンテンツとしていきたいです」と熱心に語っていました。また同師は、「第2回のメニューだった豆腐マヨネーズ、冷やしジンジャーライスのレシピについて、メールで問い合わせがあり、レシピをメールに添付し返信しました。引き続き問い合わせがあった場合は、その都度対応します」と参加できなかった方へ配慮していました。

講師の松本師からは、「当初は参加者への教え方や完成までの時間配分が分からず、手探りで作業を進めてきましたが、回数を重ねるごとに指導するコツを覚え、スムーズに進めることが出来るようになりました。今後もこのような機会があれば、是非参加して、精進料理の良さを直に伝えていきたいです」と次回への意気込みを語っていました。

20141027_2加者からは「お坊さんから直に精進料理を教えてもらった経験は大変貴重でした」「野菜の甘みが十分に出て、野菜本来のおいしさを味わうことができました」と大変好評でした。

年度内にあと2回開催する予定です。次回の日程は未定ですが、既に予約が入っているそうで、「味来食堂」の今後に対する期待の高さを伺い知ることができました。