曹洞宗法要ライブ「法悦」が開催されました


20141118_110月26日、東京浅草橋にある「浅草橋ヒューリックホール」において、曹洞宗総合研究センターによる「曹洞宗法要ライブ【法悦-HOUETSU-】が開催されました。

このライブは、曹洞宗の僧堂で行われている朝起きてから寝るまでの決まった作法、坐禅に打ち込むこと、祈ることなど「修行生活の行いそのものが仏につながる」という曹洞宗の教えを、一般の方がたに体感していただくことを目的に、総勢50名の宗侶が出演しました。

会場は法要を行う本堂をイメージに、140坪のホールに81枚の畳を敷きつめたステージを三方から囲むように客席が並びました。

20141118_3当日用意した200席は満席となり、薄暗い照明と静寂の中プログラムが始まりました。

プログラム1は、修行道場の目覚まし時計といわれる「振鈴(しんれい)」。2名の僧侶が鈴をもってステージに登場し、作法に則って鈴を振り、客席の隅から隅まで走り回りました。

続いてプログラム2では、曹洞宗の高祖である道元禅師が著した『正法眼蔵』「洗面」の巻にふれ、ステージ上で3名の僧侶が三方の客席に向かい、修行道場さながら洗面器一杯の水で「洗面」の作法を行じました。

20141118_2プログラム3では、ステージの中央で4名の僧侶が曹洞宗の教えの根幹である「坐禅」を行じ、眠りや迷いを払うために僧侶の右肩を打つ警策(きょうさく)の凛とした音が、会場内に響きわたりました。

プログラムの最後は、50数名によるお釈迦様、道元禅師、瑩山禅師に供養する「仏殿諷経(ぶつでんふぎん)」のほか、仏弟子や歴代の師匠、ご先祖様や災害で亡くなった方がたへの供養。生きとし生けるものすべてが健康で幸せに生き、仏の教えに従い安らぎを得られるよう祈る法要などが行われました。

来場者へ実施したアンケートでは、「洗面」の所作から「毎日の当たり前を積み重ねることが大事と感じた」や「粛々と淡々とした日常が行であり、禅の世界も自分の日常も同じ延長線上だと感じた」など、「日々の生活を丁寧に行うことの大切さに気づかされた」という意見がきかれました。

20141118_4また、「法要」についても「自身のために祈るだけではなく、他者に対する祈りがとてもありがたい」や「歴代の師や亡くなられた方がた、現在生きているものへの供養など、つながりを重んじている」などの感想がありました。

このライブをきっかけに、曹洞宗の教義や、お経や所作の意味など、深く知りたいという要望もあり、曹洞宗を身近に感じた方が多かったようです。