「InterFaith駅伝~平和を願う祈りの駅伝~」が開催されました


20150304_42月15日、第4回京都マラソンに併設して、「InterFaith駅伝~平和を願う祈りの駅伝~」が開催されました。「InterFaith」は日本語では諸宗教間交流と表現され、異なる宗教者(仏教・神道・キリスト教・イスラム教等)4人で1チームを作り、世界平和を願い、タスキをつなぎながらゴールを目指すというものです。「Marathon for a United World(一つの世界を目指すマラソン)」をスローガンに「ルクセンブルグ ING ナイトマラソン」を中心に開催されています。
2回目の開催となる今回は、去年と同様の10チームがたすきを繋ぎました。

20150304_1〈祈りの時間〉
前日の「祈りの時間」では、法華宗大本山本能寺において菅原日桑本能寺貫首を導師に法要が執り行われ、ランナー及び関係者が「世界平和」及び、明日の駅伝の無事成功を祈りました。また、菅原貫首による法話では、「平和とは、仏教徒だけの平和、キリスト教徒だけの平和ではなく、生きとし生ける全ての人たちの平和でなければならない。お互いに認め合い支えあうことにより小さな平和が生まれそれを一つ一つ積み重ねていくことが必要である」と説かれました。
その後、京都市長 門川大作氏と、InterFaith駅伝代表者・実行委員会顧問 Ingo Hanke(インゴ ハンケ)氏より挨拶があり、Ingo氏が「世界中で沢山の異文化がある中、日本の高野山などを見て、仏教と神教の融合を素晴らしいと感じた。様ざまな問題解決のためには、色んな文化の人たちとの対話が是非とも必要である。」と述べ、さらに東日本大震災で被災した人々の一日も早い復興を祈りました。

〈InterFaith駅伝〉
20150304_2今年の駅伝は、曹洞宗からは、
第1区を
三重県南牟婁郡 東正寺副住職 片野智博さん(29)
第3区を
熊本県播磨郡 神照寺副住職 岩崎哲秀さん(41)
静岡県浜松市 栄林寺副住職 櫻井尚孝さん(42)
三重県津市 四天王寺住職 倉島隆行さん(38)
第4区を
岐阜県岐阜市 観音寺住職 山守隆弘さん(29)
が走り、計5人が参加しました。

20150304_515日当日、「世界平和の祈り」が込められた襷は、右京区の西京極陸上競技場を1万6千人の京都マラソン一般ランナーが出発したのち、出発。途中で小雨混じる中、嵐山、仁和寺、鴨川河川敷など京都市内を駆け抜け、10本全てのタスキが無事繋がり左京区の平安神宮前へと運ばれました。
スタート地点では、第1区の走者が手を繋いでスタート地点まで移動する場面もありました。
また、第1区の仁和寺前では、去年に引き続き今年も仁和寺の僧侶が「走れ!復興支援の心とともに」と書かれた大きな横断幕を掲げて、ランナーらへ熱い声援を送りました。

20150304_33区を走り、キリスト教ローマカトリックのAlbert(アルバート)さんへ襷を渡した櫻井さんは、「昨年末にランナーをお願いされ、練習してきたがやはり10キロは長く、無事次のランナーに襷を渡せてよかった。今年度で全国曹洞宗青年会会長の任期を迎えるが、最期にこのような素晴らしい大会に参加させていただき感謝しています」。同じく3区を走った岩崎さんは、「最初は走ることに夢中だったが、走り終わってからだんだんと駅伝の趣旨や想いを実感した。この駅伝のように世界が一歩一歩、平和に近づいていくことを祈念します」とそれぞれ想いを述べられました。


〈表彰式〉
表彰式では京都ロイヤルホテル&スパにて表彰式が行われ、ランナー全員へ賞状とメダルが手渡されました。ランナー達はそれぞれのチームで表彰され、お互いの健闘を讃えあいました。
京都市長 門川大作氏の挨拶の後、歓談となり、各宗教、各宗派の方がたは大いに交流を深めていました。

ランナー及び関係者の皆さま、大変お疲れ様でした。この駅伝を機会にさらなる諸宗教間交流が深められることを願います。