「鶴見のまちの大遠忌」および「鶴見萬燈の夕べ」が開催されました


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仏殿前のライトアップと竹灯籠

今年は大本山總持寺二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌正当の年にあたり、ご本山を中心に関連行事がすすめられています。

10月20日の御正当法要を前に、10月18日には鶴見区民の方がたをはじめ、広く一般の方がたとの良縁の機会にと、「鶴見のまちの大遠忌」として、境内では様ざまな記念イベントが行われました。

メイン会場である大祖堂に用意された約1200席は事前申込で満席となり、当日は立ち見席が作られました。

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池辺晋一郎氏指揮による「峨山道-GASANDO-」

全国曹洞宗青年会会長の安達瑞樹師が焼香師を勤めた「御両尊献供諷経」を皮切りに、来賓として高円宮妃殿下も訪れ、曹洞宗僧侶の雅楽グループ「韶音会(しょうおんかい)」による演奏が行われました。引き続き、大本山總持寺貫首江川辰三禅師ご導師による「二祖峨山禅師650 回大遠忌法要」が営まれ、静寂の中、来場者の手を合わせる姿が見られました。

昼食休憩をはさみ、大遠忌を記念して池辺晋一郎氏が監修された「祈りの調べ-大いなる足音がきこえますか-」が公演されました。池辺氏が楽曲された読経とオーケストラの融合楽曲「峨山道-GASANDO-」では、僧侶とオーケストラがステージ(大間)に並び、堂内は壮大で厳粛な雰囲気に包まれました。

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内田正泰氏のはり絵作品展の様子

三松閣ロビーでは、大遠忌「相承」ポスターを手がけた内田正泰氏のはり絵作品展「山雲海月-こころの風景-」が開催され、大遠忌「相承」ポスターの原画も特別展示されました。内田氏の作品は、色鮮やかに染められた紙を用いて風景を表現する手法で、展示された原画からは紙のもつ奥行きと温かみが感じられました。

また、嘉住直実氏によるインスタレーションアート「sarit」が、百間廊下を舞台に展開されました。大遠忌「相承」をテーマに制作されたこの作品は、無数の三角形の破片で形成された「河/道」が、暗闇の中、ブラックライトに照らされ、静寂で幻想的な雰囲気を醸し出していました。

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嘉住直実氏によるインスタレーションアート「sarit」

17時からは、前夜より2日間にわたり開催されている「鶴見萬燈の夕べ」実行委員会主催、鶴見区共催による「鶴見萬燈の夕べ」が始まりました。境内に配置されていた竹灯籠に火が灯され、三門や仏殿、平成救世観音がライトアップされ、さらに樹木に飾りつけられた「ひかりの実」が向唐門前を鮮やかに照らしました。多くのボランティアの方がたによって、暗い山内が様ざまな明かりに照らされ、總持寺一体がアート作品のようでした。

17日、18日の両日開催された一連のイベントには、延べ3万人が訪れ、「開かれた禅苑」として、これからの百年、二百年を地域の方がたとともに歩んで行きたいという總持寺の願いが具現化し、無事成就しました。