「法話の会」が開催されました


10月8日、東京グランドホテル(曹洞宗檀信徒会館)において、布教師養成所研修課程所員による「法話の会」が開催されました。

「法話の会」は本宗の布教師を養成するため、年3回行われている布教師養成所の研修の一環として、研修課程所員が準備段階から携わり企画したものです。今回は研修課程所員6名の中から代表して2名が法話をされ、39名の参加者が熱心に耳を傾けていました。

20151029 (1)法話が始まる前に「いす坐禅」をして心を落ち着かせた後、東京都永伝寺副住職の川上宗勇師が「感應道交」、北海道観音寺住職の松村直俊師が「私のよりどころ」という演題で法話をされました。

川上師は、お寺に婿入りするために、出家をすることとなった一般男性が、世田谷学園中学校で毎年夏休みに行われている修行道場での安居体験に参加したエピソードをお話になりました。

お話の中では、厳しい修行生活の中で、中学生たちが他人(仲間)を思いやる心を学び、そこに帰依の心が生まれていったエピソードと、修行生活でたくさんの僧侶に出会い、結婚のためにお坊さんになろうとしていた一般男性が、結婚のためではなくお坊さんになろうと意識が変わった心境の変化にも触れ、演題である「感應道交」を説明されました。

松村師は、自分自身が僧侶として今の生きかたでいいのだろうかと思い悩んでいたとき、自身が尊敬してやまないとある老師に相談して答えを導き出されたお話をされました。

20151029 (2)松村師が直接その老師に相談に行ったとき、老師は「修証義」の「衆生仏戒を受くれば、即ち諸仏の位に入る、位大覚に同うし已る、真にこれ諸仏の子なりと」の一節を出し、「仏様の教えを求めれば、仏と同じ位に入ることができる。でも、まだ諸仏の子なのだから、初めから完璧にできることなどない。悩みながら、迷いながら進みなさい。戻れないのだから、その生きかたを続けなさい」との言葉をいただき、それが励みとなり、様々な気付きがあったというお話をされました。