「第2回 峨山道トレイルラン」が開催されました


20161205 (4)11月13日(日)、峨山道トレイルラン実行委員会主催「第2回 峨山道トレイルラン」が開催され、石川県輪島市・大本山總持寺祖院と羽咋市・洞谷山永光寺を結ぶ75キロのコースを約400人のランナーが走りました。

「峨山道」とは、大本山總持寺二祖である峨山禅師が、能登の總持寺(現在の總持寺祖院)と永光寺の住職を務めていた期間に、両方のお寺の朝課に通うために往来したと伝わる13里(53キロ)の道程で、その御遺徳から「峨山道」と称され、禅師没後650年余の今もなお人々に語り継がれる禅の古道です。

今大会は大本山總持寺二祖峨山韶碩禅師650回大遠忌を記念し、平成27年5月に開催された第1回大会に引き続き、2回目の開催となります。

昨年同様に5月の開催を予定していましたが、野鳥の繁殖期など自然環境への影響に配慮し11月に開催が変更されました。

20161205 (2)大会前日より各所で選手の受付が行われました。受付のメイン会場である「羽咋すこやかセンター」ではブリーフィングも行われ、多くの選手が訪れました。この会場では、後援を行う曹洞宗がブースを出展し、訪れる選手に峨山禅師にちなんだ粗品を配布しました。また、ブースでは物販やパネル展示も行い、多くの選手が買い物をしたり記念写真を撮ったりと、コミュニケーションを深めていました。

大会前晩は、總持寺祖院と永光寺に宿泊する選手も多く、つかのまの修行体験を味わっていました。

大会当日、まだ日も昇らぬ早朝から、選手たちはスタート地点の総持寺祖院の三松関前に集合して、ウォーミングアップを始めていました。

20161205 (3)出発に先立ち式典が行われ、峨山道トレイルラン実行委員会会長である梶文秋 輪島市長が挨拶をされました。続いて競技上の注意説明や招待選手の紹介が行われました。

ランナーは、石川県内をはじめ、北は岩手県から南は長崎県まで全国から集まりました。また、最年少は19歳から最年長は71歳まで、幅広い年代層のランナーが参加しました。

20161205 (1)今年のスタートは、大本山総持寺祖院 副典 齊藤洪繁老師が叩く大太鼓が合図となり、出走者381名が一斉に走り出しました。

走者を鼓舞する梵鐘の音が鳴り響く中、出発した選手らは、總持寺祖院の裏山を回ってから境内に入り、応援の声を背にしながら祖院を後にして駆け抜けていきました。

今回選手が挑んだコースは、昨年の道程を逆走する形となり、總持寺祖院をスタートし、能登半島中央を縦断するように南下してゴールの永光寺を目指す、ワンウェイのコースです。7割は未舗装で、アップダウンの激しい山道を、制限時間の14時間半以内にゴールすれば完走となります。フィニッシュ地点の永光寺山門では、上位10位の選手に、永光寺・屋敷智乗住職より大会オリジナルのバスタオルが肩からかけられました。またゴール地点では、ボランティアより温かい鍋が振る舞われ、選手たちは疲れた身体を癒していました。

今大会に開催協力をする大本山總持寺(横浜市鶴見区)より参加され、見事完走を果たした總持寺出版室・蔵重宏昭室長は「スタート前、応援いただいた總持寺祖院の修行僧の皆さんとお話しして、リラックスできたことが完走の要因のひとつ。自ずと楽な気持ちでレースに臨めました。終盤からは夜道をヘッドライトで照らして時計を睨みながら急ぐことに。山の尾根を幾重も越えつつ空を見上げれば、スーパームーンの前晩でひときわ力強く輝く真ん丸のお月さまが、稜線を照らし出す月明かりを頼りに制限時間6分前で完走。總持寺祖院と永光寺の皆さんの応援と笑顔に後押しされ、月明かりに導かれた、“お蔭さま”を感じたレースでした」と話してくれました。

今年も多くの選手が参加したこの「峨山道トレイルラン」。祖師にゆかりの奥能登の地をスポーツで盛り上げるこの大会が、今後も継続して開催されることを期待します。

峨山道トレイルラン大会ホームページ