第51回曹洞宗青少年書道展表彰式 開催報告


 

平成29年8月1日、東京都港区のメルパルクホールで、第51回曹洞宗青少年書道展表彰式が行われました。
今年の課題テーマは「心を込めて」。幼児から高校生まで、あわせて5906点(374団体)の力作が寄せられ、特別賞は500人、団体功労賞は16団体が表彰の栄に浴されました。

釜田宗務総長による開会の挨拶


当日の都内の天気は、雨が予報される曇天だったものの、開場前から続々と参加者が来場し、会場前の混雑を避けるために予定時刻より30分早い11時30分に開場しました。
会場には受賞者とその家族あわせて1100余人が来場し、作品前で記念撮影をしたり、他の受賞作と比較したを迎えられたことについて、感謝の意を表しました。
続いて両大本山副監院、協賛企業、関係学校の総長・学長、審査委員とりと、メルパルクホールは夏休み真っ只中の子どもたちの活気で溢れました。
12時50分に式典は開会しました。はじめに、釜田隆文宗務総長から大会主催者として挨拶が述べられました。


釜田宗務総長は今回のテーマが『典座教訓』から採られていることに触れ、一つ一つの作業を、丁寧に心を込めて行うことの大切さは書道でも同じで、それが立派な作品につながるということを述べ、「今回は例年以上に一筆一筆に心のこもった力強さを感じたのは私だけではないと思います」と激励しました。

また、両大本山・協賛企業各位のご協力により第51回という新たな一歩を迎えられたことについて、感謝の意を表しました。

続いて両大本山副監院、協賛企業、関係学校の総長・学長、審査委員といった来賓の方々が紹介され、開会式は幕となり、アトラクションの準備に入りました。
毎年、子どもたちの夏休みの思い出になるように、音楽劇や打楽器演奏、科学実験などといった一流のエンターテイナーを招くアトラクション。今年は、アカペラグループ「PYLON」をお招きしました。

PYLONは混声四人組のグループです。「愛と平和」をテーマに、「We Will Rock You」や「君の瞳に恋してる」、「さとうきび畑」といった、誰もが耳にしたことがある名曲を、四人の声だけで歌い上げました。
声だけとは思えない音の厚さ、迫力のあるボイスパーカッションに、子どもたちは目を丸くして拍手を送っていました。また、客席からのコーラスを交えて「Stand by Me」を歌うなど、ただ聴くだけではなく、一緒にステージを作り上げる体験を通し、音楽の楽しさを子どもたちに伝えました。

メルパルクホールは、ライブ会場としても使われるホールです。本格的な会場でのコンサートという、なかなかできない体験を子どもたちも楽しんでくれていたようです。

総評を述べる薄田審査委員長

アトラクションが終わると、表彰式となりました。まず薄田東仙審査委員長が壇上に立ち、「書道展ですから、作品の優劣をつけなければいけませんが、子どもたちの心や努力を見出すこと、精一杯の力を認めてあげることが私たちの役割だと思っています」「私たちのやっていることが、その人の人生にも関わっているのだと思いますと、非常に責任が重大ですし、それだけの意義をこの書道展に見出すことができます。素晴らしい作品をありがとうございました」と総評を述べられました。 
続いて、各賞の表彰に移った。賞ごとに釜田宗務総長、山本教化部長、審査委員や来賓の方々が一人一人名前を読み上げ、賞状を手渡した。子どもたちは、嬉しそうな顔、緊張した顔、誇らしげな顔、それぞれの思いのこもった表情で壇上に上がり表彰を受け、客席からの暖かい拍手に礼で応えました。

すべての表彰が終わると、山本健善教化部長が壇上に立ち、受賞者と、一緒に参加してくださった保護者の方々に感謝の言葉を述べ、第51回曹洞宗青少年書道展は閉会となりました。
本書道展では、連続で受賞される方も少なくありません。それだけ、毎年の励みとして応募してくださっている方が多いということでしょう。

薄田審査委員長のお話では、この書道展で受賞したことをきっかけに「将来の道は書道関係へ」と考えた方もいるとのこと。本書道展が子どもたちとともに歩み、励みになり、将来への礎になればと思います。
なお、今年の受賞作品は、8月26日から9月10日まで大本山永平寺で、11月1日から5日まで大本山總持寺で展示される予定です。

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(出版課記)