故スティーブ・ジョブズ氏と故知野(乙川)弘文老師の交流について


米アップル社の前最高経営責任者であったスティーブ・ジョブズ氏が10月5日に急逝したというニュースは世界中に大きな衝撃を与え、連日様々なメディアによって報道されておりますが、その中で曹洞宗の僧侶と交流があったことも報じられております。
その僧侶とは、国際布教師の知野(乙川)弘文老師です。知野老師は1967年にアメリカに渡り、2002年にご遷化されるまでタサハラ禅マウンテンセンター、ロスアルトスの禅センターなどで曹洞禅の布教に尽力されました。 知野(乙川)弘文老師
ジョブズ氏は、知野老師のもとに参禅に訪れ禅の教えを学び、また、知野老師は後年ジョブズ氏のセカンドハウスで生活するなど、お二方の親交はとても深いものでした。
このことについて多数のメディアからの問い合わせがあったことから、知野老師の同僚であった前北アメリカ国際布教総監で国際布教師の秋葉玄吾老師に、知野老師とスティーブ・ジョブズ氏の交流の様子や、禅の教えがジョブズ氏にどのような影響をもたらしたかについて取材をお受けいただきました。秋葉老師は、知野老師のあたたかいお人柄について触れ、ジョブズ氏の不遇の時代を支えたのも禅の教えであったのでは、とお話されました。
10月4日には、『国際シンポジウム』が曹洞宗国際センターとして初めて開催され、世界中に曹洞禅の教えが広がっているという報告が各国際布教総監部より寄せられましたが、ジョブズ氏と知野老師のエピソードは、まさしくその広がりを体現しているものと言えるでしょう。
ジョブズ氏のご冥福を心よりお祈りいたします。