平成24年度 納経法要開催報告


 

平成24年度 納経法要は、神奈川県南足柄市の大雄山最乗寺にて執り行いました。爽やかな冷気の中での開催となりました。
【大雄山最乗寺とは】
神奈川県大雄山最乗寺は、山形の善宝寺、愛知の豊川稲荷と並んで曹洞宗3大祈祷道場であり、全国に4千余りの門流を持つ寺院であります。 御本尊は釈迦無尼仏、脇侍仏として文殊、普賢の両菩薩を奉安し、日夜国土安穏万民富楽を祈ると共に、宗門の修行専門道場であります。 また、開創以来600年の歴史をもつ関東の霊場として知られ、境内見渡す限りの山林、老杉茂り霊気は満山に漲り、堂塔は30余塔に及びます。(『大雄山最乗寺しおり』より)
 【境内散策】
今回の納経法要会場へはバスでの移動になり、道中、私たちは曹洞宗紹介ビデオを視聴し、曹洞宗宗門の歴史、修行僧の日常の生活、また禅の食事をいただく際の心構えを確認し一路、大雄山最乗寺へ向かいました。広大な境内に紅葉が色付き、大雄山最乗寺の守護、道了大薩埵への信仰心厚い参拝客が一心に合掌する姿が印象的でした。
 
【中食】
山内の方々が丹誠を込めて作られた中食の精進料理を、心静かにいただきました。普段の生活では食事の大切さに気がつきにくいものですが、五観の偈や普回向など食前、食後のお唱えや私語を慎み「食べる」という行為と向き合うことにより、いのちへの感謝、食べることへのありがたさを実感いたしました。
 【境内拝観】
立願主様の御案内のもと、広大な諸堂拝観をさせていただきました。全国に4千以上の門流を持つ大雄山最乗寺。曹洞宗宗門の修行道場であると同時に、天狗信仰の道了尊として親しまれる祈祷寺院でもあります。箱根山麓にある広大な境内は、修験道の気配を今も残しております。
 【中食】  【境内拝観】
 【納経法要】
御真殿にて皆様からこの1年間でお預かりした、約1,300巻の写経、写佛は、世界平和、国土安穏、先祖供養、身体の清浄、病気平癒、家内安全などの願いをこめ、祈祷太鼓の勇壮な響きの中、お納めさせていただきました。
 【山主様からの御法話】
納経法要の後、石附周行老師からお話をいただきました。「私たちが暮らす社会は、目指す方向は同じでも人それぞれ個性が違う。そうした中、謙虚な心で己を見つめ、信念をもち、あきらめず前進することが大事である。」とお示しをいただきました。
  【納経法要】   【山主様からの御法話】
 ご法話の中にありました「途に同じゅうして轍同じからず」というお示しは、参加者の胸に深く刻まれたことと思います。晩秋の紅葉が朱、黄と色付き、境内の樹齢500年と云われる老杉に見守られながら、皆様の御協力もあり、すばらしい写経会納経法要になったことを皆様にご報告し、ご挨拶とさせていただきます。