「震災を風化させない」平成24年度青少年教化指導者連絡協議会が開催されました


2月26・27日、曹洞宗宗務庁で青少年の育成に携わる指導者の研鑽を目的とした青少年教化指導者連絡協議会が開催されました。今年度の協議会は大震災の発災から今までの歩みを振り返るとともに、これから私たちができることを共に考える場といたしました。
まず、「震災を風化させない~復興支援のいままでとこれから~」と題して、元全曹青会長・福島県龍徳寺住職 久間泰弘師より講演をいただき被災者の心に寄り添う傾聴ボランティアを中心とした支援活動のあり方や、地元福島県で生まれつつある補償格差などの課題について学びました。
続いて、石巻市立大川小学校に通う子どもを亡くされたご遺族2名の方による講演では、子どもたちを助けられなかった苦しみ、未だに充分な説明が行われていない現状が切々と語られました。このご遺族の方がたの声をまとめた「あのとき、大川小学校で何が起きたのか」(池上正樹・加藤順子著、2012年、青志社)も紹介され、大川小学校で起きたことを教訓に二度とこの悲劇を繰り返さないで欲しいとの強い思いが伝えられました。  
また27日には、(財)食品産業センター技術環境部次長 丸山純一氏による「食の安全について 放射性物質による食品の汚染について考える」では、食の風評被害を防ぐべく、食の安全に関する知識を学びました。
これらの講演を通じて、東日本大震災の復興はいまだ道半ばであること、震災時に寺院・僧侶がどのような役割を果たしうるのか改めて考え直す機会となりました。