第47回曹洞宗青少年書道展表彰式 開催報告


8月6日、東京都有楽町のよみうりホールで、第47回曹洞宗青少年書道展が開催された。

折しも8月初旬は戻り梅雨とも呼ばれるほど不安定な天候が続く日々で、当日朝も東京の一部地域で一時豪雨が降るなどしていた。そんな足元の悪い中にもかかわらず、受賞者とその家族、会わせて823人もの方々が来場した。

曹洞宗教化部長 小島泰道

今回のテーマは「向きあう心」。応募総数は6269点で、過去数年では増加傾向にある。筆記の手段がパソコンなどに移っている近年において、若年層の書道人口が増えているということは素晴らしいことだ。

予定より早い11時40分に開場。受付を終えた子どもたちは、早速ロビーに展示された作品の中から自分の書を探し、喜びの声を上げていた。

また、年上の子の作品を観て唸る子もいれば、年下の子の作品を観て「この年でこんな字を書けるなんて!」と感心する子も。学年を問わず、他人の作品を観てそれぞれに刺激を受けているようだった。なかでも、曹洞宗管長賞などにはやはり興味が寄せられるようで、作品の前には受賞者や指導の先生方など、人だかりができていた。

開会式では、主催者として小島泰道教化部長が登壇し、受賞者へお祝いの言葉を述べ、努力を称えるとともに、「上手だけではなくて、書道に真っ直ぐに向きあっている、皆さんの一人ひとりの心が伝わる作品がとても多くありました。今回の受賞の喜びを、これからも書道を続ける励みとしていただけると、とても嬉しく思います」とエールを送った。

CAPLIOREの手に汗握るパフォーマンス

開会式後はアトラクションの時間となった。今年はダブルダッチチーム・CAPLIORE が登場した。ダブルダッチとは、2本のなわとびを使い、様々な技を繰り出すスポーツ。CAPLIORE はさらにダンスや派手なアクションを組み合わせたパフォーマンスで、世界を舞台に活躍しているチームである。

この日もその実績に違わず、会場を巻き込む軽快なトークと、アクロバティックな技を次々と披露した。また、観客席から参加者を募り、一緒に技にチャレンジすると、参加者に大きな声援が送られるなど、会場中が一体となってアトラクションを楽しんだ。

表彰式

アトラクションを楽しんだ後は、いよいよ緊張の表彰式。まず、来賓代表祝辞として、大本山永平寺後堂・齋藤芳寛老師が壇上に立ち、「一心に持続して努めることによって、大きい成果を得られる、これを仏教では『精進』といいます。絶え間なく努力することこそ、自己の人生への挑戦です。焦らず、怠らず、各々の志す道に向かって精進しましょう」と子どもたちにエールを送った。

次に薄田東仙審査委員長が、「社会という言葉は、もともとは仲間という意味です。色々な仲間が、色々な風に関わりあって、社会を作っています。今日の経験を生かして、自分一人ではないんだということも忘れずに、力いっぱいに臨んでいただきたいと思います」と審査委員総評を述べ、書道をとおして充実した人生を送ることを願った。

受賞作を囲んで記念撮影

終わって、曹洞宗管長賞から順に、全20賞、受賞者257名(当日出席人数)の名が読み上げられ、一人ひとりに表彰状と記念品が授与された。緊張の面持ちの子、満面の笑顔の子、ホッとした表情を見せる子……毎年のことながら、沢山の子どもたちが壇上で誇りと喜びに胸を熱くする。この一日が、各人にとって忘れられない一日になればと思う。

なお、受賞作は、9月1日から20日まで大本山永平寺に、11月1日から5日まで大本山總持寺に展示される予定である。

(出版課記)