第16回日本ジャンボリーに参加しました


全国のスカウトが4年に一度結集する日本ジャンボリーが7月31日から8月8日まで、山口県山口市きらら浜で開催されました。国内外から約2万人のスカウトが参加しキャンプ生活の中で交流を深めました。

スカウト活動と曹洞宗との関わり
スカウトは、20世紀初頭、イギリス人であるベーデン・パウエル卿によって青少年の健全育成を目指して創設された青少年運動であり、日本には、1908 年(明治41 年)に伝わりました。その後、全国的な統一組織結成への動きが起こり、1922 年(大正11 年)4 月13 日に「少年団日本連盟」が創立され、ボーイスカウト国際事務局に正式加盟し、世界のスカウト運動への仲間入りを果たしました。
スカウトでは、「ちかい」の中で信仰心を持つことを明示し、また各人の信仰の奨励を規定し、更に信仰する教宗派の儀礼、行事に参加することを奨励しています。これを受けて各教宗派では、スカウトに対して、研修会を開催し、曹洞宗においても毎年2回の研修会を開催し、スカウトは曹洞宗の教えを学んでいます。

いす坐禅を体験

スカウトたちに抹茶を振舞う

 

 

 

 

 

 

 

ジャンボリー期間中の曹洞宗の活動
ジャンボリーでは、前回大会より、「信仰奨励サイト」を設営し、教宗派ごとに「ブース」と呼ばれるテントを設置しました。参加スカウトは、各自自身の信仰する教宗派のブースを訪ね、教導職からその教えを学びます。曹洞宗では、いす坐禅・般若心経読経・曹洞宗の教えについて体験学習を実施し、ブース内に設けられたお茶席において抹茶を出しました。大会期間中、曹洞宗のブースを訪れたスカウトは海外からのスカウトも含め延べ300人を越えました。

各宗派の集いでの教化部長の法話

各宗派の集い
8月4日は、8時30分よりアリーナにおいて「各宗派の集い」が開催されました。この日は小雨が降り、天候には恵まれませんでしたが、集いには約800人のスカウトが参加し、本尊上供の後、曹洞宗教化部長小島泰道老師が熱のこもった法話をされ、参加者は静かに耳を傾けていました。参加者にはそれぞれ記念品としてTシャツ・靴下の入った肩掛けバックを手渡し、集いが終了しました。終了後も、スカウトは小島教化部長に対し話しかけていました。

信仰奨励の集い
各宗派の集いの終了後、アリーナでは「信仰奨励の集い」が開催され、各宗教の代表スカウトがステージに登壇し自身の宗教の教えを紹介し、平和への願いを発表しました。仏教は「御仏は生きることの大切さ、友だちや世界の人々を愛すること、地球にやさしくすることを教えてくれました。私たちは自分のことよりみんなの笑顔が大好きです。感謝の気持ちを忘れず、平和を願い、一人ひとりが力いっぱい生きることを頑張り、強い身体と優しい心を育てていけるように心がけていきます」と誓いました。

信仰奨励の集い

ジャンボリーを通じて
大会期間中は連日猛暑が続き、またゲリラ豪雨に見舞われ、スカウトが居住するサイト(テント)が水浸しになりましたが、スカウトは互いに協力しながら対応していました。また曹洞宗のブースを訪れたスカウトの姿勢は素直であり誠意のあるものでした。
今大会は『和』がテーマでした。参加者はスカウトを通じて成長し、人としてのつながりを学んだと思います。