中国天童寺住職・誠信法師が曹洞宗に表敬訪問


2013年10月7日、中国寧波、天童寺住職(第182世)の誠信法師ら寧波仏教訪日団8名が、曹洞宗宗務庁を表敬訪問されました。天童寺は中国禅宗五山の一つに列せられ、道元禅師が入宋した際に修行された禅寺です。1225年に道元禅師は当時の住職でした如浄禅師から法を嗣ぎ、日本に伝えました。

今回の訪問を受けた佐々木宗務総長は、遠路遥々訪日された労をねぎらい、「30年前に天童寺を訪れた際は、当時のご住職が書いた書を30名ほどの団参全員が戴き、いまだに大切にしている」と自らの思い出を語り、感謝の意を示しました。

また、誠信法師は「中国と日本曹洞宗の文化交流は、道元禅師が中国に渡航し、法脈を日本に伝えたところから始まる。道元禅師は、両国の交通が不便な当時、様ざまな困難を乗り越えて、中国の禅を日本に伝えた。非常に意義深く、尊敬すべきであり、国交交流に多大な貢献をした。今、私たちも手を携えて、先達の遺されたものを顕彰していこうと思っている。特に日本曹洞宗の文化は、歴代の宗侶の方がたの努力もあり、かなり発展していると感じる。何百年前から中日の仏教は頻繁に交流をしてきたので、これからも続けられ、中日両国の禅文化が、更に広がることを心から願う」とご挨拶を述べられました。

その後、東京グランドホテルで内局一同と精進料理の会食をとられましたが、終始、和やかな雰囲気に包まれていました。

なお、誠信法師を含む寧波仏教訪日団は、同日、東京グランドホテルにて開催される「禅文化洞上墨蹟研究会・国際(日中)禅文化交流協会共催記念大会」に参加され、大会中は「国際(日中)禅文化交流協会設立慶祝法要」の導師を務められ、記念講演では「天童寺と日本曹洞宗の悠久たる禅文化の交流史」という題でお話をいただきました。