「両大本山共同復興祈願桜プロジェクト」桜の幼木が被災寺院に贈られました


12月13日、大本山永平寺と大本山總持寺の両大本山が主催し、曹洞宗宗務庁が協賛している「復興祈願桜プロジェクト」が、桜の幼木を東日本大震災の被災寺院などに送り出す作業を大本山總持寺で行いました。

このプロジェクトは、東日本大震災の復興を祈願するため、桜の苗木を大本山總持寺で1年間育苗し、その間、震災物故者の慰霊供養、被災者の安寧を願う法要を営んだのち、希望する被災3県(福島県、宮城県、岩手県)の寺院に寄贈するというものです。

贈呈される桜は、山形県白鷹町の樹齢1200年と言われるエドヒガンザクラ「薬師桜」の苗木で、「日本さくらの会」専門委員の金田聖夫氏が育苗し、昨年の7月と11月に大本山總持寺に送られ、仏殿前に植樹されたものから選ばれました。

今回は135カ寺から申込みがあり、金田氏をはじめ白鷹町の有志5名の指導のもと、70人を超える修行僧を中心とした関係者が、早朝より合計270本の幼木を丁寧に掘り出し、梱包しました。

「苗木発送復興祈願諷経」の導師を務めた大本山永平寺副監院丸子孝法老師は、「東日本大震災に関するプロジェクトを両大本山が協力し合って進めることができ、大変有意義に感じる。またここまで育てた總持寺の雲衲や関係者に感謝する」と述べました。また、大本山總持寺副監院村田和元老師は、「苗木を1年間無事に育て上げ、発送するこの日を迎えられ、一安心。今年だけではなく、来年以降も申し込みがあると思うので、引き続きこのプロジェクトを継続し、復興の支援をしていきたい」と決意を新たにされていました。

両大本山をはじめ、幾多の人の慈悲心を介して育て上げられた「復興祈願桜」が、被災された地域の方がたや寺院の心の支えとなり、東日本大震災の復興の象徴として未来永劫まで語り継がれることと同時に、一日も早く被災地の復興が成就し、安穏の日々が訪れる事を祈念いたします。