石巻市の被災寺院に本堂が寄贈されました


新築された本堂

2011年の東日本大震災の津波により本堂、庫裡など全ての建物を流失した、石巻市雄勝町の天雄寺にこのたび新たに本堂が建設されました。寄贈したのは、以前、南三陸町の寺院に仮本堂を建設したジャパン・フリーメイスンという団体です。フリーメイスンといえばマスメディアでは秘密結社として扱われがちですが、実は純粋な慈善団体であり、これまでにも被災地で様ざまな支援活動を行っています。

この事業は、気仙沼市峰仙寺住職で曹洞宗教学部長の千葉省三老師が橋渡し役となり、このジャパン・フリーメイスンが資金の大半を負担、ウエッブウッズ社様、荒崎造船所様などの協力を得て行わたものです。

檀信徒、梅花講員の皆さま

4月6日(土)、曇天にも関わらず、早朝より多数の檀信徒、梅花講員の皆さまが訪れ、本堂落慶法要、復興祈願法要が執り行なわれました。法要には宮城県宗務所長の三宅良憲老師、教区のご寺院さま、フリーメイスンのメンバー、建築に携わった方がたも出席され、参列者とともにこの日の喜びを分かち合いました。

はじめに、千葉老師を導師に本堂落慶法要が勤められ「この新しい本堂にたくさんの人びとが集い、そして心のよりどころとなることを望みます」と祝辞を述べております。

落慶法要を勤める千葉老師


引き続きの復興祈願法要では天雄寺住職の野々村大顕老師を導師として大般若法要が勤められ、参列された皆さまとともに被災地の復興が祈念されました。野々村住職は「たくさんの人びとのご縁でできた本堂、今後は皆さまとともに地域のコミュニティとなれるよう努力していきたい」と感謝の意を表しました。

法要後は、地元、雄勝町の地域芸能である和太鼓「伊達の黒船太鼓」が披露され、迫力あるパフォーマンスからは人びとの復興にかけるエネルギーが感じられました。

 



雄勝町は、震災から2年たった今も被害のあった建物がそのまま放置されている状況で、他の地域に比べて復興が遅れているように感じられます。
天雄寺がこのたびの本堂建設を契機にますます発展し、被災地の復興が目に見えるかたちで一日も早く訪れることを心よりお祈りいたします。


地元「伊達の黒船太鼓」

挨拶をする野々村住職