曹洞宗(そうとうしゅう)とは


今から八百年ほど前の鎌倉時代に、
道元禅師(どうげんぜんじ)」
正伝の仏法を中国から日本に伝え、

瑩山禅師(けいざんぜんじ)」が全国に広められ、
曹洞宗」の礎を築かれました。

このお二方を両祖と申し上げ、

ご本尊「お釈迦さま(釈迦牟尼仏)」とともに、
一仏両祖(いちぶつりょうそ)」として仰ぎます。


平成30年度 告諭  (曹洞宗管長のおことば)

曹洞宗そうとうしゅうはお釈迦さまをご本尊とし、歴代の祖師が相承そうじょうしてこられた御仏みほとけの教えにしたがい、正しい信仰生活を送ることを宗旨としております。

両祖として仰ぐ道元どうげん禅師ぜんじ瑩山けいざん禅師ぜんじは、坐禅を中心とした生活の全てが御仏の行いであり、その功徳をあまねく人々にめぐらせなさいとお示しくださいました。多くを求めてしまう生き方を見つめ直し、自己をつつしみ、ともに思いやり、分かち合う心豊かな社会の実現を、常に望んでおります。

今、私たちの心は不安にさいなまれてみません。絶えることない凄惨な事件や争いに胸を痛め、災害に涙し、他者との関わりに思い悩むような、苦悩に満ちた社会を生きております。

こうした世の中にあって、お釈迦さまと両祖さまは、いかにして心やすらかに生きるかをお示しくださっています。御仏みほとけの前に静かに坐り、ご先祖様に思いをよせてを合わせ、身心しんじん調ととのえて、 一仏両祖の教えを今こそ実践して参りましょう。


南無釈迦牟尼仏なむしゃかむにぶつ
南無高祖承陽大師道元禅師なむこうそじょうようだいしどうげんぜんじ
南無太祖常済大師瑩山禅師なむたいそじょうさいだいしけいざんぜんじ

            合掌
平成30年4月1日

曹洞宗管長そうとうしゅうかんちょう  江川辰三えがわしんざん