宗務総長談話(アジア・太平洋戦争終戦70年を迎えて)


アジア・太平洋戦争終戦70年を迎えて

アジア・太平洋戦争の終戦から70年目の年を迎えました。私たちはこの節目の年に当たり、先の戦争で亡くなられたすべての方がたへ心から哀悼の誠を捧げます。
また、当時、宗門が政治情勢や世論の流れに迎合することで戦争に協力してしまったという事実を反省し、平和のために果たすべき責務を見据え、二度と同じ過ちを繰り返さないよう決意を新たにするものであります。
生きとし生けるものの命は、かけがえのないものであり、その尊厳は価値観の相違によって脅かされるものではなく、戦争という破壊は許されるものではありません。
私たちは、戦争の讚美や暴力の誘引に結びつく行為や思想に同意しないという「非戦」の立場を貫きます。
そして、一人ひとりが、生かされている真実に感応し、「ともに生きる喜び」を自他ともに享受できる平和な世界の実現を目指し、「ともに願い、ともに寄り添い、ともに歩む」の実践を続けてまいります。

2015(平成27)年8月3日
曹洞宗宗務総長 釜田 隆文

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