釜田宗務総長が熊本地震被災地の宗務所を訪れました


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熊本地震発生から2か月目を迎えた6月13日、14日に、釜田隆文宗務総長は被災地の熊本県第1宗務所、第2宗務所、大分県宗務所を訪れました。

宗務総長は13日に、大分県宇佐市の大分県宗務所を訪れ、宮地弘彦宗務所長に全国の皆さまからお預かりした義援金50万円を手渡しました。大分県では由布市を中心に大きな被害が出ており、被災された方がたにお見舞いを申し上げるとともに、現在の状況などを伺いました。

翌14日には、水俣市にある熊本県第1宗務所を訪れ、田中孝典宗務所長に義援金200万円を手渡しました。熊本県第1宗務所管内の寺院が最も多く被害を受けており、すでに建物を取り壊した寺院もあります。熊本県では2日前にも、八代市で震度5弱の揺れを観測するなど地震活動が続いています。復興まではまだまだ長い道のりですが、田中所長は、全国から、たくさんのお見舞いをいただいたことに、心から感謝していると話されていました。

その後、天草市に移動して、熊本県第2宗務所を訪れ、村上和光宗務所長に義援金50万円を手渡しました。宗務所がある芳證寺も建物に被害を受けましたが、この数日前には修復が完了していました。

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被災寺院を視察

それぞれの宗務所には、被災された役職員もいるなか、地震発生直後より管内の被災情報の収集、寺院や宗務庁との連絡などたいへんなご苦労をいただいております。宗務総長は訪問先で、あらためて感謝の言葉を述べました。

また、今回の被災地訪問では、地元選出の池田大智宗議会議員に熊本県内をご案内いただきましたが、途中、寒巌義尹禅師が開かれた大慈寺を訪れ、山内の被害状況を視察しました。昨年8月の台風被害による修復を完了した直後、4月14日の余震で、佛殿の釈迦牟尼仏像の頭部が落下破損し、翌日の本震は、境内建物の各所に甚大な被害をもたらしました。

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ボランティアに声をかける宗務総長

さらに、宇城市の避難所を訪れ、宗門関係者のボランティア活動を視察しました。この日は、三重県曹洞宗青年会が炊き出しを行っており、宗務総長は青年僧たちに声を掛けながら、その労をねぎらっていました。被災直後より、熊本県曹洞宗青年会、九州曹洞宗青年会、全国曹洞宗青年会、さらにシャンティ国際ボランティア会などが中心となり、全国からボランティアの受け入れや橋渡し役を担うなど、ご尽力いただきました。

 

被災寺院では、宗教法人は公的支援が期待できず、檀信徒も多く被災されているため寄付を募ることも難しいということ。2か月がたった今でも、被災地では仮設住宅の整備が遅れ、約6400人の方が避難所での生活を余儀なくされることなど、課題が山積しています。

引き続き、被災地には長期にわたる支援が必要です。皆さまのご理解を切にお願いするものであります。

曹洞宗義援金援金については、こちらをご覧ください。