向きあう 伝える 支えあう

東日本大震災での死者・行方不明者は約2万人にのぼり、たくさんの方がたが津波により家族を亡くし、住みなれた家を失い深い悲しみのなかにあります。さらに原子力発電所の事故は大量の放射性物質を拡散し、いつになったら住み慣れた土地に戻れるのか、多数の人が将来に不安を抱えています。
私たちは、この大震災から改めて多くのことを学びました。
多くの苦しみや悲しみを抱える方がたの「こころ」に、誠実に向きあい、寄り添うことの大切さ。
相手の苦しみを自分の苦しみとして受け止め、相手の笑顔を自分の喜びとすることのできる「菩薩のみ教え」は、多くの実践と活動のなかから確かに伝わるのだということ。
そして、地域や社会、国境や宗教の境を越えて、多くの人びとが支えあうことが、大きな大きな力を生むのだということ。

今、私たちは「目の前の苦しむ方を救いたい」というお釈迦さま、道元禅師、瑩山禅師の想いと願いを実現するために、活動に取り組んでいます。
  
『向きあう』 あなたと向きあう
苦しみや悲しみをかかえる人びとの「こころ」に、真摯に、
誠実に向き合ってまいります。 
  
『伝える』 あなたに伝える
お釈迦さま、道元禅師、瑩山禅師、歴代の祖師がたの正しい教えを受けとめ、実践活動を通じてお伝えしてまいります。 
 
『支えあう』 あなたを支える
私たちは、多くの支え合いを通じてみほとけの絆を深め、
思いやりのある社会を築いてまいります。