絵本「はしるってなに」の紹介

2013.09.11

この絵本は、東日本大震災により生まれ育った故郷(福島)から離れ、家族や友達と離れ離れになってしまう等、不条理な現実の中で自分と向き合い、苦しみや悲しみを乗り越えて成長していく一人の少年を描いた物語であり、人間が本来持っている生きる力と意思が表現されています。

文は詩人の和合亮一さんが、絵は絵本・童話作家のきむらゆういちさんが手がけています。是非、ご覧ください。

ご希望の方は、最寄りの書店でお求めいただくか、インターネットでも購入いただけます。定価 1,680円。

※この度は、福島県成林寺様よりご紹介いただきました。

 

---本誌 あとがきより---
2011年3月11日に発生した東日本大震災及び、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、今もなお、多くの子どもたちが理不尽で先の見えない状況下での生活を余儀なくされています。避難している子どもたち、福島で生活している子どもたち、どちらも愛しく大切な子どもたちです。

そんな子どもたちの懸け橋になるような、そして、少しでも笑顔になれる絵本を作りたいと思い、福島の大学で原発事故について学んでいた学生のみなさんや、様々な活動をされている福島に住む有志のみなさんにで「絵本プロジェクト」を立ち上げ、ここに形となりました。

福島絵本プロジェクト