「第40回正力松太郎賞」表彰式が開催されました


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自身の活動を報告する久間師

5月31日、東京グランドホテル(曹洞宗檀信徒会館)において、全国青少年教化協議会(全青協)主催による「第40回正力松太郎賞」表彰式が開催されました。

全青協は、読売新聞社社主であった故・正力松太郎氏の提唱により、60余りの仏教教団と関連企業が協力し、青少年の豊かな生活と未来を願い1962年に結成された公益財団法人で、2013年には創立50周年を迎えました。現在、森川宏映天台座主が会長に就かれ、釜田隆文曹洞宗宗務総長が理事長に就任しています。

同団体は、仏教精神に基づいた青少幼年の育成活動に尽力している個人・団体に対し、「正力松太郎賞」を毎年贈っており、本年は、曹洞宗より袴田俊英師(秋田県 月宗寺 住職)が本賞に選出され、久間泰弘師(福島県 龍徳寺 住職)が青年奨励賞に、曹洞宗青少年書道展が児童教化功労賞に選ばれました。

袴田俊英師は、自坊のある秋田県藤里町において、自死者が多い街の現状を憂い、2000年に地域住民や関係団体の協力のもと、自死防止活動団体「心といのちを考える会」を設立し、会長として街の現状改善に取り組んでおられます。自死に至る根本的な要因の一つに孤立があると考え、地域で人と人との新たな交流を生み出す場として、コーヒーサロン「よってたもれ」をオープンするなど精力的な活動により、秋田県の自死者数減少に貢献しています。

久間泰弘師は、青年僧侶による電話相談「観世ふぉん」を開設し、傾聴活動に尽力され、東日本大震災以降は、被災地の子どもたちの心のケアを目的として、子ども専用相談電話「チャイルドラインふくしま」の設立メンバーとして関わり、現在は事務局長を務めています。曹洞宗内においては、「東日本大震災災害対策本部 復興支援室分室主事」を務め、避難所や仮設住宅において心のケアにあたる「行茶」活動や、全国より集まるボランティアのコーディネーションに注力されています。

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表彰を受ける袴田師

表彰式の当日は、式に先立って選考報告会が開かれ、受賞者より各々の活動内容が発表されました。

その後、休憩を挟んで表彰式が開式となり、理事長を務められる釜田宗務総長が開式にあたってご挨拶をされました。釜田総長は、「正力松太郎賞の受賞を通じて皆さまの地道な努力が世に広まることは、教化を実践しておられる多くの方がたの励みとなることと考えます」と述べられました。

 

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曹洞宗青少年書道展を代表して表彰を受ける薄田東仙審査委員長

引続き表彰となり、受賞者が順に呼び出され、ステージ上にて表彰状と記念品が手渡されました。曹洞宗青少年書道展の表彰では、薄田東仙審査委員長が代表して賞状を受け取られました。
その後は、各方面より祝辞をいただき、歓談をはさんで受賞者がご挨拶をされました。閉会にあたっては、主催者より謝辞が述べられ、式は無事に閉会となりました。