新連載コラム「迷える中年ライターが『修証義』を書き写してみた」のお知らせ

2016.10.14

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■新連載コラム「迷える中年ライターが『修証義』を書き写してみた ~曹洞宗のお経を一般人が読むと~」ご紹介

今、写経がひそかなブームとなっています。
新聞や雑誌で、写経のできるお寺や、関連するイベントが紹介されているのを見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

昨年、ポプラ社から曹洞宗宗務庁監修の『えんぴつで般若心経』が刊行されました。
この冊子には『般若心経』のほかに、曹洞宗の宗典である『修証義』や偈文(お唱えのことば)、写仏(仏画を写す)の例などが掲載されており、発売以来、多くの方にご利用をいただいております。これも写経ブームの影響のひとつだといえるでしょう。

修証義しゅしょうぎ』は、大本山永平寺をお開きになった道元禅師が著された『正法眼蔵』の文言をもとに、明治期に編纂された経典です。
寺院やご自宅の法要などでも頻繁にお唱えされる、曹洞宗の檀信徒(信者)にはなじみ深いお経で、比較的今の日本語に近い平仮名交じりのお経ですので、意味も分かりやすく、禅の教えを学ぶには絶好の入門書でもあります。
『修証義』は5章31節からなっていて、特に章の題目でもある懺悔滅罪、受戒入位、発願利生、行持報恩は曹洞宗の教義である四大綱領として、教えの基準となっています。

■『修証義』についての詳しい説明はこちら

 

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ライター 渡辺ロイさん

今回、フリーライターの渡辺ロイさんが、えんぴつで『修証義』の写経に挑戦しました。
ロイさんは、これまでお寺との縁も薄く、仏教についての知識も一般的といったところ。つまり多くの人たちと同じく、ほぼ素人です。
彼が、初めて体験する『修証義』の写経を通じて、感じたことや思ったこと、素直な気持ちなどをライターの視線で記事にしてくれました。
さらに、ロイさんの感じたことに対して、曹洞宗の若き僧侶たちがアドバイスをしています。
ライターと僧侶、彼らのやり取りを通じて、曹洞宗の教えに少しでも親しんでいただければ幸いです。
毎月1節のペースで連載していきます。全てが終了するのは2年と7か月後、どうぞ、長い目でお付き合いください。

 

■皆さんも、えんぴつで写経に挑戦してみましょう!


『えんぴつで般若心経』のご紹介

20151208曹洞宗宗務庁が監修し、ポプラ社より刊行されました『えんぴつで般若心経』が、曹洞宗ブックセンターで購入できるようになりました。

収録されるお経は、般若心経をはじめ、『修証義』を全章掲載。さらには僧侶が日々の修行で使用する偈文などを網羅。えんぴつでひと文字ひと文字、丁寧になぞることで、様ざまな典籍に親しむ、ポプラ社のなぞり本シリーズは、累計で150万部のベストセラーとなっています。正しい智慧の実践をとく禅の教えを丁寧になぞりながら、写経のこころを味わえます。

『えんぴつで般若心経』
大迫閑歩/書、曹洞宗宗務庁/監修、ポプラ社/発行
B5判並製 182ページ  定価:1,000円(税別)


【曹洞宗ブックセンター】
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