曹洞宗婦人会だより~ミニ・きゃら~平成31年3月


婦人会は檀信徒と寺族が協力し、寺院の興隆のために寺院の活動に参加し、協力できればと考えております。
今月は岡山県新見市慈眼寺婦人会の活動を紹介させていただきます。

お袈裟づくりで心の絆
平成30年10月に菩提寺の晋山式の計画が決定しました。そこで私たち慈眼寺婦人会は、何か記念になることをさせていただきたいと、お袈裟を手作りすることを決めました。お袈裟を手に取ってよく見たこともない檀信徒ばかりなので、1年前から「袈裟を縫う会」を立ち上げ、35名の会員がそれぞれ一針一針心を込めて縫うことにしました。まず、「お袈裟の由来」、「お袈裟の種類」、「色」、「衣材」、「条数」など何回も他寺へお邪魔してご指導いただきました。そして、「十一条の糞掃衣」を選び、生地はすべて絹地で縫い、糸も絹糸で、材料はすべて会員の持ち寄りで始めました。
生地を33枚の長短のパーツに分けて、会員が1枚づつ2枚重ねで山の模様を作り、5ミリの幅で、5ミリの縫い目で、刺子に縫うことにしました。
山模様の布は古いネクタイを使用し、配色を考えて組み合わせ、最後に会員が心を込めて縫ったパーツを、長短バランスよく組み合わせ、すべて返し針で縫い、裏地と紐をつけて完成です。
袈裟袋と坐具も作り、約半年かかりました。お袈裟を作らせていただいたことで、会員の会話も多くなり、笑顔と元気と粋が深まったようでした。
そして晋山式の当日に、私たちも40人の「エプロン隊」としてお手伝いをさせていただきましたが、厳粛な式典の中で新住職が私たちの縫ったお袈裟を着ていただいたときは、感無量で胸が熱くなり涙が出ました。会員一同一生忘れることのできない貴重な心の宝となりました。
こうした会員の皆さまの気持ち、活躍を聞くとうれしい限りです。このたずさわった皆さまの思いがつまったお袈裟が「伝衣」となり、永く伝えられることを願っております。私たちは女性の目線や力で寺院のお役に立てればと考えております。宗門の皆さまには是非婦人会設立にご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。


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