曹洞宗婦人会だより~ミニ・きゃら~令和4年7月

2022.07.07

7月、文月、たなばた飾りが風に揺れる頃となりました。うっとうしい梅雨が明けるのを待ち望んでいます。

先日、令和4年度の「告諭」を拝読いたしました。冒頭、曹洞宗管長石附周行禅師さまは「今、私たちは多くの困難と不安に直面し、その生き方が問われています。」と述べられ、さらに「国際紛争や内戦、貧困・差別・格差・いじめ・命を奪う事件などの社会問題、近年頻発する自然災害・地球環境の変動などは、私たちに生存の危機をもたらしています。」と、大きな〝みこころ〟で私たちのことを愁えていらっしゃいます。

当会では四摂法のみ教えを「会員の誓い」としており、人々の悲しみも苦悩も我がことのように受け止め、分かち合い、支え合い、思いを重ね合って、人と人との繋がりを深めることを実践の柱として活動してまいりましょう。

災害義援金を送る

本年3月16日に発生した、最大震度六強の福島県沖地震で大きな被害を受けました、福島県・宮城県の宗務所へそれぞれ10万円の義援金を「きゃら基金」より拠出いたしました。

多発する自然災害に私たちはどう対応したらよいのでしょうか?

〇災害時の「備え」について、まず家庭に備えておきたい備蓄品

・食料や水(最低3日分。できれば一週間分) ×家族分

・生活用品、ティッシュ、トイレットペーパー、ラップ、ゴミ袋、ポリタンク、携帯用トイレ等

〇自宅周辺の危険度を知る(ハザードマップの活用)

〇避難方法を考える

新型コロナウイルスの流行により、これまで以上に避難所での感染拡大が危惧される中、親戚、知人宅なども避難先になりえるので安全な場所へ避難する「分散避難」についても検討してはいかがでしょうか。

「災害は忘れた頃にやってくる」とよく言いますが、防災の基本は自分の身は自分で守る「自助」、地域で協力して助けあう「共助」、公的支援である「公助」の3つです。これらを常に心がけましょう。当会のリーフレット『トリプルA』も参考にしてください。

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