「第42回正力松太郎賞」表彰式が開催されました

2018.06.04

5月31日、東京グランドホテル(曹洞宗檀信徒会館)において、全国青少年教化協議会(全青協)主催による「第42回正力松太郎賞」表彰式が開催されました。

全青教は、現在、森川宏映天台座主が会長に、釜田隆文曹洞宗宗務総長が理事長に就任しています。
この全青協が主催する「正力松太郎賞」は、1976年より実施されている表彰事業で、仏教精神に基づいた青少幼年への教化活動や、文化・社会活動を通じた教化活動に長年従事して業績をあげている個人・団体を毎年表彰しています。 

今回の本賞は2件が選ばれ、曹洞宗から、愛知県西光寺住職・小原智司師が受賞されました。
小原師は1986年からアジア諸国で貧困や差別に苦しむ人たちの支援を続けてこられました。
師は、水月会、シャンティ国際ボランティア会、SOTO禅インターナショナル、日本ミャンマー友好協会などの会員として活躍。スリランカ、ミャンマー等からの要請を受け、76の幼稚園建設に関わり、中国とミャンマーにも1校ずつ小学校を寄贈されました。2004年にはスリランカに初の曹洞宗寺院を建立。そこを支援拠点にして各地で幼稚園建設を進められています。今回の受賞に際しては、これら長年の地道な国際貢献が高く評価されました。

表彰式では、はじめに理事長の釜田宗務総長が開式にあたり挨拶をしました。
その後、表彰となり、受賞者が順に紹介され、ステージ上で表彰状と記念品が手渡されました。
受賞された小原師は、釜田宗務総長より表彰状を受け取ると、にこやかに会場の参加者に賞状を披露し、喜びを表現されました。

その後は、各方面の来賓から祝辞が述べられ、受賞者がそれぞれ挨拶をされました。最後に主催者より謝辞が述べられ、式は無事に閉会となりました。