ボアオ・アジア・フォーラム2024年次総会参加報告

2024.05.09

令和6年3月28日(木)・29日(金)に「ボアオ・アジア・フォーラム2024年次総会」が、中国海南省瓊海市博鰲鎮ボアオ・アジア・フォーラム国際会議センターにおいて開催されました。今年は「アジアと世界の共通の課題、共同の責任」をテーマとし、世界の対立・分裂について意見交換がなされました。

1日目には開幕大会およびメディア会見が行われ、約2000名の参加者、ならびに中国仏教協会会長をはじめ、各国の宗教関係者が出席されました。曹洞宗からは、代表者として大本山永平寺 副監院 原田光則師を派遣し、同参務 小泉裕道師が随行されました。

2日目には、「世界経済」「科学技術イノベーション」「社会発展」「国際協力」の4大分野に分かれて、約40のサブフォーラムが開催され、宗教サブフォーラムに曹洞宗が参加しました。各国の代表者による基調講演が行われ、曹洞宗代表として曹洞宗総合研究センター 常任研究員 小早川浩大師が講演を行いました。今回で第9回となる宗教サブフォーラムは、初めて仏教界のみの参加者による開催となりましたが、次年度以降も継続して開催される予定です。

また、中国仏教協会から、今後はボアオ・アジア・フォーラム以外でも曹洞宗と積極的に交流したい意向が示されました。

なお、曹洞宗総合研究センターのホームページにも、今次参加報告についての記事が掲載されておりますので、こちらのリンクよりぜひご覧ください。