【シャンティ国際ボランティア会(SVA)ニュース】

2025.05.15

ラオスの小学校に読書室・読書コーナー開設

SVAラオス事務所は、ラオス・ムンゴイ郡の11校の小学校で読書室・読書コーナー開設に合わせて、教員や村民を対象にワークショップを実施した。ワークショップの目的は、へき地の小学校で読書室を活用すること、少数民族児童が絵本に親しむことの重要性を伝えることである。事前に教員や村民からは、本の貸し出しがスムーズに行えないことや、ラオス語を読めない子どもたちにサービスを提供するのが難しいこと、村の協力が得られにくく定期的な読書推進活動を実施することができないといったことが課題として挙げられていた。参加者は、絵本の登録や分類、貸し出しカードの貼り付け、本棚への配架、読書室のルール作り、読み聞かせの練習などを熱心に取り組んでいた。

今後は、このような活動が村の力で継続できるよう取り組んでいく。

 

JPメディアダイレクトのCSR 活動としてカンボジアの小学校に遊具を設置

SVAは、日本郵政グループのJPメディアダイレクトさま(以下、JPMD)の寄付を受けて、カンボジアの小学校へ遊具などを設置した。JPMDさまはSVAの活動に賛同し、CSR(企業の社会的責任)活動として寄付をされたため、シーソーやすべり台などの遊具の設置や教室の整備に活用させていただいた。

JPMDさまからは「カンボジアの教育の現状は、内戦直後と比べ、教育支援や教師の数が増加傾向にあるものの、教師の質の低さ、学校設備の未整備、そして地域格差など、いまだ多くの課題を抱えている。このような取り組みを継続的に行い、教育の機会均等が少しずつでも達成され、子どもたちが将来の夢を描き、実現する基盤が作れることに寄与していきたい」とメッセージをいただいた。

SVAでも子どもたちが楽しみながら学べる環境を作っていくことができるよう活動を続けていく。

シャンティ国際ボランティア会
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