【シャンティ国際ボランティア会(SVA)ニュース】
南相馬市で移動図書館活動を視察
令和六年能登半島地震支援
6月上旬、SVAが石川県輪島市で移動図書館活動を共に行っている輪島市立図書館の方々と、福島県の南相馬市立中央図書館を訪問し、移動図書館活動を視察した。
南相馬市立中央図書館では、2016年よりSVAの移動図書館活動を引き継ぎ、現在は、子どもの読書環境整備、遠隔地への図書館サービス、コミュニティ支援を柱として活動を継続している。巡回している県営住宅では、ほかの地区から引っ越してきた方も多く、地域のつながりが希薄なうえ、高齢の方が多いため孤立しやすい状況が課題となっている。
今回の視察を通じて、輪島市立図書館は今後、移動図書館活動を進めるにあたり、南相馬市の活動を参考に、より良い居場所づくりを目指して、本を通した人のつながりを大切にしながら活動を続けていく。

■募金受付中
●郵便振込
郵便振替:00170-8-397994
加入者名:SVA緊急救援募金
※通信欄に「令和六年能登半島地震」とご記載ください。
●クレジットカード下記の二次元コードよりご寄付いただけます。※ご寄付の使いみちで「国内緊急支援」を選択してください。
ラオスで村落教育開発
ワークショップを開催
SVAラオス事務所では、5月14日から19日まで村落教育開発委員会を対象にラオス北部の6校でワークショップを実施した。村落教育開発委員会は、村長、PTA、青年組合と女性組合の代表、教員など住民9名で構成されている。このワークショップでは、教育開発計画の立て方や資金調達、計画に沿った活動実施、活動報告などの方法について学んだ。
内容は、村落教育開発委員会が読書室・読書コーナーの管理、運営のサポートにどう関与し、より良い活動を実施できるかなどを議論し、またラオス語が理解できない少数民族児童の学びをどう支援できるかということも話し合われた。対象の6校すべてで来年度の村落教育開発計画を作成し、村の住民にもお伝えしたところ「参加可能な活動には積極的に参加したい」との声も聞かれた。
今後、このワークショップを活かして、村落教育開発委員会と住民によってさらに教育環境を改善して、子どもたちの学びが継続されていくことを期待している。
シャンティ国際ボランティア会
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