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梅花流ことはじめバックナンバー

2022.12.05

梅花流ことはじめ【その24 最終回】梅花流正法教会誕生

この連載も今回で最終回となります。【その1】で私はこんなことを述べました。「梅花流の成立を考えるということは、当時の社会や人々の心情に思いを馳せることになる」と。戦後という舞台で展開された多くの話題を採りあげて来ましたが...

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2022.11.07

梅花流ことはじめ【その23】梅花流新譜成立

権藤円立ごんどうえんりゅうによる梅花流オリジナル曲の作成、詠唱・作法を曹洞宗の教えに引き寄せて意味づけした『梅花流作法規範』の制定。これらは密厳みつごん流ご詠歌の強い影響下から、曹洞宗ご詠歌へと自立しようとする歩みでした...

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2022.10.04

梅花流ことはじめ【その22】『梅花流作法規範』の成立

梅花流発足から2年後の昭和29年。この年の10月、『梅花流作法規範』が梅花流梅花講総本部編として発行されました。これによって梅花流の目的・内容・性格が、発足以来初めて成文化されることになったのです。 まずはその目次を見て...

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2022.09.01

梅花流ことはじめ【その21】梅花流オリジナル曲発表 権藤円立の参画

梅花流発足の頃、「梅花流は密厳流の分家だ」と揶揄する声があったそうです。たしかに音曲も曲譜も法具も指導者もすべて密厳流のもので、歌詞だけが曹洞宗という状態でしたから、その声に当時の梅花流関係者は、なんとかしなければという...

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2022.08.03

梅花流ことはじめ【その20】正法日本建設祈願全国各流奉詠讃仏大会

今回のタイトル、ずいぶんいかめしい名前だなと思った方もいるでしょう。じつはこれ、第1回全国奉詠大会の名称なのです。大会が開催されたのは昭和27年11月27日、大本山總持寺を会場としてのことでした。 すでに連載【5】でこの...

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2022.07.06

梅花流ことはじめ【その19】高祖道元禅師七百回大遠忌

いよいよ昭和27年4月、永平寺に於いて高祖道元禅師七百回大遠忌法会が開催されることとなりました。 『梅花流指導必携解説編(資料)』(改訂第四版)「梅花流年表」はこの時の記事を「高祖大師七百回大遠忌 大遠忌中、永久岳水、天...

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2022.06.02

梅花流ことはじめ【その18】真言宗ご詠歌の「教え」

梅花流最初の詠讃曲、また法具の名前について、それぞれが真言宗系ご詠歌の密厳流みつごんりゅうや金剛流こんごうりゅうのものを受けいれ、継承してきたということを述べてきました。もう一つここに由来するものがあります。それはご詠歌...

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2022.05.09

梅花流ことはじめ【その17】法具の名称とその教え

初めての教典『梅花流詠歌和讃教典壱』が出来上がり、歌詞、音曲、曲譜が決まりました。もう一つ、お唱えに際して大切なものが詠唱に使用する道具でした。 現在の梅花流では、鈴れい、鈴房れいふさ、鉦しょう、鉦敷しょうしき、撞木しゅ...

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2022.04.01

梅花流ことはじめ【その16】密厳流音曲をもとに

『梅花流詠歌和讃教典壱』に収録された御詠歌・和讃はすべて密厳流の音曲に曹洞宗の歌詞を載せたものでした。このことをもう少し詳しく見てみましょう。 表に示したように、密厳流の木揚きあげは梅花流では『大聖釈迦牟尼如来御詠歌だい...

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2022.03.01

梅花流ことはじめ【その15】『梅花流詠歌和讃教典壱』成立

新しくご詠歌講を起ち上げるために歌詞は制定されましたが問題は音曲でした。まったくゼロからの出発だったので、まずは先行する他流ご詠歌の音曲をもとにすることとなりました。そこで行われたのが各流詠讃歌の公聴会でした。【その1】...

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2022.02.08

梅花流ことはじめ【その14】歌詞の成立

「曹洞宗にご詠歌講を作ろう」、その発想が宗門の企画としていよいよ動き出しました。昭和26年6月、宗務庁社会部所管のもと、詠讃歌研究委員会が設置されました。まずは先行する各流ご詠歌講の運営や組織について調べました。また10...

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2022.01.13

梅花流ことはじめ【その13】梅花流発足へ

この連載が始まって2年目を迎えました。これまでは梅花流が始まる前の様々な状況を取りあげて来ましたが、やっと今年から梅花流発足の話となります。そこでこれまで12回の話題をざっとふり返っておきましょう。 第二次大戦中は停滞し...

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