| かつての旧暦では、中秋の名月とは8月15日を意味していたわけですけれども、現在の暦では毎年その日がずれることになってしまいました。そして、平成22年(2010)は、秋彼岸中の9月22日(火)になります。 大本山永平寺を開かれた高祖道元禅師の肖像画としてもっとも知られているのは、福井県宝慶寺専門僧堂に収蔵されている自画自賛でありましょう。これは、宝慶寺にある道元禅師絵像の賛であり、建長己酉(1249年)の秋に画かれたものです。そして、この絵像は観月の姿を描いたものとされます。 つまり、道元禅師は観月(月見)を楽しんでおられたことが分かるのです。この肖像画ばかりではなく、道元禅師の語録である『永平広録』巻10に収録されている偈頌(漢詩)からも、月見の様子が伝わってきます。 |













